びーの独り言

どこいくの?どっか。

女流阿房列車

女流阿房列車 (新潮文庫)

女流阿房列車 (新潮文庫)

 GWの旅行に合わせて買った。鉄道旅行には鉄道の本が似合う。この著者のことは全然知らなかったが、女性から見た鉄道はどのように描かれているのかが気になった。
 新潮社T氏の企画に合わせて著者が鉄道で旅をするという内容である。その企画が東京の地下鉄を1日で乗り潰したり、東海道を53回乗り継いで京都まで行くとか、ハードな内容が多かった。この著者は自分で企画するのは好きではなく、他人が企画するからワクワクするというタイプであった。また電車の中で寝るのが好きなようであり、絶景ポイントがあってもおかまいなしであった。そういうところになんとなく女性的なものを感じた。著者は、人それぞれの楽しみ方がある、とまとめていた。
 肩肘張らず軽く読める。3日あれば十分。「鉄子の旅」の面々や原武史さんも出てきて、バリエーション豊かである。いろんな角度からマニアックな情報が出てくるのでおおいに今後の旅の参考になった。