びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/07/05(火)「暗黒」

 将軍様への報告だった。しょうもない数値目標を聞かされた。今まで数値目標がなかったのも凄いけど、全く根拠のない実現不可能な数字を挙げられてもなあ。カネで会社を買い、カネで人を雇う。全てカネ。どこかの金満球団と同じだ。マインドが変わらない限り、何も変わらないのに。一番大事な人材という資源がこの会社には絶対的に不足している。ショボイ人が本物を見極めることができるだろうか?運良く本物がひっかかったとして、本物のしゃべる言語を理解することができるだろうか?結果を変えたいならプロセスを変えなきゃいけない。何もプロセスを示さないのに結果だけが求められる。しかも、すぐに出せと。そんなのは研究ではない。研究のリスクを引き受けられず、やたらと数字の説明ばかりさせられて、研究にとって逆行もいいところだ。官僚的になればなるほど研究は進まなくなる。数字で説明できることは他の誰かがとっくにやっている。上がるのが確実な株なら誰でも買う。できないと思える業務をやるにはどうすればいいか?やってるふりをしながら、自分の思ったとおりにやるだけだ。将軍様が「なんでもいいから既存の製品に一つ足せ」と言った。それは私が1年前のチーム結成時最初に言った言葉だ。その言葉を理解させるだけで1年かかった。人のマインドを変えることが一番難しい。人のマインドを変えることが仕事と言っても過言ではない。だから、人材が一番の資源なのだ。不遇の時代はあるかもしれないが、腐らずに慢心することなく自分を磨いていこう。毎日の行いが人を強くする。そういうゲームだと思うことにする。
 チームの送別会だった。ロックなFさんと後輩Oが去り、NさんとJさんと私だけになった。先行き不透明だが、やることは変わらない。自分で思いつかないなら外の知恵を借りるしかない。探し続けなければ、見つかることはない。絶望は愚か者の結論だ。