びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/09/05(日)「旅行9」

 青森―八戸―盛岡―一ノ関―小牛田―仙台―福島―黒磯―宇都宮―赤羽―東京―千葉みなと。
 今回は強い動機なしに北海道にやってきた。ラッキーなことに最初の増毛でとほ宿の存在を知った。それからはとほ宿自体が目的となった。とほ宿には北海道ジャンキーたちがいた。初めて会うのに共通の話題があって、めっさ楽しかった。今後の旅のヒントもたくさんもらった。一番いいところは礼文島であり、サロベツも凄いらしい。三国峠は皆知っていて2年前に行ったタウシュベツも有名だった。「ツーリングまっぷる」は必須で名物の店もそこに書いてあった。車を運ぶには八戸より大洗がよく、大洗より新潟がいい・・・。出会った人たちの生きざまに人生を考えさせられた。9か月働いて3か月北海道な46の人、50で勤めを止めて北海道9年な人、住み込みで10年以上な2人、44でヘルパーやってる人、宿で宴会ばかりしてるご主人、気がつけば北海道に住んで20年のご主人、鳥が大好きで宿を始めたご主人・・・。私はいつもとてもつまらないことで頭を悩ましているような気がする。何かを生み出すために頭を使ってるならいいが、今のままではただの社畜にすぎない。自分を圧し殺して給料はもらってるけど、それでいいのだろうか。誰かの役に立ってるという実感は得られていない。岡田先生の「働くとは人の役に立つこと」という言葉に照らし合わせれば失格だろう。実感がなくて金をもらっているということは、誰かを踏み台にしているということだろう。増毛のご主人が「インドを放浪したとき、金がない、と言うと、飛行機に乗れる奴は金持ちだ、と言われた。日本人は恵まれているんです。」と言っていた。使う宛てのない金を持ってる私は罪なことをしてるのではないか。その金で救われる人がいるかもしれないし、自分自身でもチャンスを逃しているかもしれない。今回出会った人たちは、お金がなければ働き、お金が貯まれば遊んでいた。「そこはもう哲学ですよ。年取ったら困るだろうけど。」と言いながら暗さはなかった。ああいう自由な生き方を正直うらやましいと思う。無茶な憧れかもしれないけど、選択肢の一つとしてあるのかなと思う。今回の旅は、今までのビジネスホテルから飲み屋のパターンとは違い、いろいろな人と出会って楽しかった。最後北見ではビジネスホテルだったが、やけにつまらなかった。旅の面白さは人とのふれあいにあると思う。人だけが私を変えてくれる。早く次の旅に出たいと思わせる旅だった。