びーの独り言

どこいくの?どっか。

2009/03/04(水)年休「検査」

 8時半起床。10時から新習志野のプール。平日朝は爺さん婆さんで大盛況。夜の2倍はいた。人数が多い上にスピードも遅い人がいてやりづらかった。平泳ぎ50m×23本、クロール50m×11本。腕かきのとき、腹筋に力を入れるといい感じのような。
 13時順天堂浦安病院。血液内科で採血と骨髄穿刺、循環器内科で徐脈について診察を受ける予定。採血では血小板の凝固能力を診るらしい。前回やったレントゲンと心電図もとった。前回との違いは、レントゲンは角度が違って、心電図は安静時と踏み台昇降4分直後をとった。踏み台昇降は水泳のお陰で全く息が切れることなく。循環器内科での問診は、全くの問題なさそうだった。安静時には心拍数40だが、運動直後では70なので大丈夫でしょうとのこと。運動をしていると安静時の心拍数が下がるそうだ。さて、メインは骨髄穿刺だった。2005年8月滋賀で一度やったことがある。骨に針を刺して骨髄を採取する。あのときは胸骨から採取したが、今回は腰骨だった。友人の現役内科医misterによれば、「胸骨の方が針を刺す位置は決めやすいが、針が骨を突き破ることがあるので、胸骨の下は心臓だから、普通は腰骨から採取する。」とのこと。ベッドで待ってる間がやたら長く感じられた。一度経験したとはいえ気分のよいものではない。これこそ理屈でわかっていながら感情がついてこない状態だ。看護婦さんの会話を聞いてると、「今日はマルクが多くてベッドが詰まってる。○○先生(女医さん)筋肉痛になっちゃうよ。」とか言ってた。うつぶせにベッドに寝て、ジーンズは半ケツ。なぜか青いセーターを着た女医さん。指先で腰のあたりを触り、照準を定める。若干左側の骨がでっぱてるところを押さえた。でっぱてたのが意外だったので、そんなとこに打つのか、なんだか痛そうだな、と思った。消毒の後に麻酔、これは歯医者の麻酔と同じはず。そんなには痛くないが、沁みるように痛い。次に深めに麻酔。少し深いところが少し違う感じに沁みた。患部を触られながら「これ大丈夫ですか」と麻酔が効いてるかどうか聞かれても、なんとなく触られてる感覚があるために不安だったりする。「じゃあ針を打ちます」、直径2mmだと思われる針がブスっと打たれた。皮膚を貫き骨に当たり、さらに力を込めるとバキっと骨の真ん中で止まった。「吸います」、何かが吸われる感覚。でも、滋賀で経験した吸われ方と何か違う。あのときはわかりやすかったが、今回はいやーな感じ。「半分が終わりました」、針がはずされた感覚はなかった。えっ、まだ半分なの?がっかりした。事前に骨を削りとることを聞いていたが、てっきり一発で取れると思っていた。針をもう一度打つのか、もはやなんだかよくわからなかった。枕を抱き締め、身体に力が入って、大汗をかいていた。何かを突き刺されてるような、何かを削られてたような、あまり冷静ではなかった。一連の作業が終わってもほっとしたわけでもなかった。なんにも思わなかった。思考が停止していた。針が刺さった場所にガーゼのようなものをあてがわれ、止血されるまであおむけになって1時間寝た。退屈なので文庫本を読んでいた。起き上がると針を刺した場所が痛んだ。頑張ったから無性に飲みたくなった。「今日アルコールは飲んでいいですか」と聞いたら、あっさりダメだと言われた。さて、検査という作業については納得している自分がいるけど、感情的に落ち着かない。全く自覚症状がないからだ。日野原先生が「自分が健康だと思えば健康なんですよ」と言ってた。私もそう信じている。健康とは一体なんだろうか?
 帰り道は雨になっていた。針を刺した場所が少し痛くて足をひきずった。緊張から解放されたのか眠かった。こんなときに限って、京葉線が止まっていた。新浦安でずいぶん待たされた。夕食を食べたくらいでは電車は動かず、「ドトール」でたまらず寝てしまった。