びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/08/25(月)年休「旅行④」

 今朝知ったのだが、昨日日公の試合が旭川であって先発がTDN。知ったときは悔しかった?
 昨日の日程変更から今日は旭山動物園に行った。今、北海道で最も人気のあるスポット。最近では上野動物園を越えた。さまざまな話が聞こえてくる。百聞は一見に如かず。これはよい機会だ。
 朝9時に駅前のバスに乗った。休日を避けたけど無意味だったみたい。夏休みだけあって結構な行列。20分くらいで到着。すでに開園していた。中はすごい熱気。子供連れの家族が多い。爺婆父母孫。あとはカップル。おっさん独りはレアだ。まさか独りで動物園に来る日があるとは思わなかった。動物園なんか記憶にないくらい久々だ。
 まずはほっきょくぐま館へ。館内に入ると水槽があって水中の動きが観察できるようになっていた。しかし、くまは一向に水には入ってこなかった。昔、鳥羽水族館で見たラッコを思い出した。貝を割ってるのかと思いきや、ぐてっとしてたあの姿。そうあれと同じだ。館内でさらに行列。「シールズアイ」、透明なドームから頭を出して、氷の中から顔を出したあざらしの視点でくまを観察できる。20分以上並んで私の番。頭を出したがぴくりともしないくま。うー。
 次にあざらし館へ。すごい行列。大人気。円柱があってそこをあざらしが自由に行き来できる。すごい人だかり。みんなカメラを構えている。場所の奪い合い。マナーも何もあったもんじゃない。フラッシュは禁止。係りの人が何度も「フラッシュ禁止です」と叫んでいた。そのうちおじさんの声で「フラッシュ禁止だって言ってるだろ!」と怒りの声。完全に修羅場。楽しくなかった。人を見にきたんじゃない。
 それからは適当にうろついた。人がいない分、落ち着いて見学できた。特に印象深かったのはホロホロ鳥カピバラホロホロ鳥は丸々太った鶏みたいな鳥で、鳴き声がホロホロと聞こえるらしいのだが、コケコケとしか聞こえず。すごくおいしそうだったw。カピバラは世界最大のねずみ。何人かは「カピバラさん」と言ってたが、そういうキャラクターグッズがある。とにかく癒し系。のんびりしてて動かない。とてもユーモラスだ。
 旭山動物園の人気の秘密は動態展示である。動物をできるだけ野生の環境で飼育し、人がそこに入っていくというやり方。動物本来の個性が発揮されるし、ストレスも少なくなる。モグモグタイムというのが設定されてて、飼育員さんがえさをやりながら解説をしてくれる。これが熱かった。運よく、オランウータン、カバ、アザラシ、ペンギンを見ることができたのだが、おもわず夢中で聞き入った。各動物の習性がよく現れるようなえさの配り方になっている。ほかには園内あちこちに手書きの案内板。これもすごく丁寧で好感がもてるし、資料館が別にあってシリアスな展示もされている。とにかく、見せるということにとことんこだわりが感じられた。
 旭山動物園では一貫して命の大切さについて訴えている。動物園という場は楽しむだけでなく教育の場であるべきだという信念から、積極的にシリアスな問題にも目を向けるようにしむけてる。野生動物と人間の共生、外来種による在来種の絶滅、野生と飼育・・・。
 最後にペンギン館に入った。水槽の中に人間の通路が筒状になっていて、ペンギンの泳ぐ姿が確認できた。これは感動。ペンギンはとてもかわいかった。愛嬌がある。見ていて癒される。一番北にある動物園という特色を生かした展示、旭山動物園で一番の人気者。
 飽きるかもと思っていたが、一日中楽しめた。ほとんどを網羅することができた。午前中は人が多くて、観光バスツアーが寄ってきたり、私のような初めての人はてんぱってて、修羅場になっていた。午後からは徐々に落ち着き始めて、モグモグタイムとか楽しめるようになった。スタッフの人たちの「動物のことをもっと知ってほしい」という熱い思いが伝わってきた。来てよかったと思う。今度は上野も行ってみたくなった。
 今晩も「東横イン」、夕食はジンギスカン「大黒屋」。肉と白いご飯は最高!