びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/08/03(日)「旅行②」

 旅行2日目。山形−赤湯−荒砥−赤湯−米沢−坂町−新発田−新津−長岡−浦佐−熊谷−赤羽−秋葉原御茶ノ水−東京−千葉みなと。やはり早起きでつらい。6時半出発。
 赤湯から山形鉄道に乗った。旧国鉄長井線フラワー長井線とも言う。沿線に花がたくさん咲いてるのだろうか?ワンマン一両。ひなびた感じ。車両の塗装や駅の清掃具合を見れば、うまく行ってるかどうかは大体わかる。国鉄からの払い下げ路線は、国鉄が見放したくらいだからどこも苦戦している。事前情報では、地元密着型で頑張っているが、やはり苦しいようだ。例によって学生が目立つ。学生に支えられてる時点で苦しい。ディーゼルカーは田んぼの中をガーっと進んだ。赤湯から西へ進み、今泉駅米坂線と接続。そこからは米坂線が西へ向い、山形鉄道は北へ向う。不思議な線形だ。晴天の青空の中、田んぼの緑がきれい。遠くには山の緑。一面緑だった。沿線にはほとんど人が住んでなさそうだし、観光の目玉もなさそうだった。片道は750円。乗り放題切符が1000円。
 今回メインの米坂線に乗った。米沢から日本海側の坂町を結んでいる。営業成績はよくないが、道路が整備されていないので住民の足がなくなってしまうという理由で存続している。他にこういう路線として、岩泉線只見線名松線三江線等があり、個人的には早く乗らなければと考えている。米坂線はここ近年雪崩れによる不通があいついで起きているほど、山深いとこを走ってるようだ。山好きな私としては垂涎ものである。1日5往復の設定。3両編成でお客は90人くらい。結構乗ってるなあ。他の路線にはいなかったマニアが多そうだったりw。米沢駅を出ると田んぼの中をひたすら進んだ。今泉駅で進路を西に変えて山に突入。険しい山。よくもまあこんなとこに線路を引いたもんだ。川はない。ひたすら森の中。いくつものトンネルを越えて、力強く上っていった。サミットを越えると新潟県。今度は川と併走。きれいな川。沿線にはほとんど人が住んでなさそうだった。観光名所などもありそうもない。敢えて言うなら電車の旅自体を楽しむくらいしかない。現に窓をずっと開けてたら気持ちよかった。
 長岡からは上越線。以前、大学友人Sと土合駅を見学したが、そこで引き返したので、完乗はできてなかった。上り線はループ線が2箇所あり、特に注目していた。ちょうどこの日は臨時快速「マリンブルーくじらなみ号」が走っていた。ラッキー、特急用の車両が浦佐に到着。でも、超満員orz。開き直りデッキに張り付いた。越後湯沢駅手前の景色がとても見晴らしよくきれいだった。遠くまで広がる田んぼの緑と山の緑のコラボ。越後湯沢駅ガーラ湯沢駅があまりに近いので驚いたりw。第一の越後中里ループに注目してたが、トンネルだらけで全くわからなかった。アインシュタイン相対性理論を思い出した。箱の中にいる人には加速度がわからないのだ。第ニの湯檜曽ループは2回目なのでわかった。2時間以上立ちっぱ。
 21時、御茶ノ水で大学友人Sと飲んだ。いつも以上に面白い話をしたような気がする。話しが通じる友人がいるのは心強い。帰ったら25時だった。
 今回の旅行は、早起きが続いたので道中ほとんど寝てしまった。途中で、何しにきたんだろ、って思う始末。めぼしいとこは既に回っているので、感動も下がってきたというか。完乗になんか意味あるんだろうかと自分自身に問うくらい。まあ、じわじわと効いてくるんだろうなあ。地図を見るたびに、ここに行ったもんな、って思うのだろう。それにしても山形は田んぼと山ばかりだった。どこに行っても景色がきれい。誰かが桃源郷だというのも頷ける。今度は純粋に観光で行きたいもんだ。