びーの独り言

どこいくの?どっか。

2008/05/16(金)「独り言」

 研究所を見てると目茶目茶だ。結果は最初から決まっている。実験をやって望みどおりの結果にならなかったら、「実験が間違っている」と言われる。科学では正しいやり方でやった実験は正しい結果であるとみなす。それが逆になってしまっている。もし、最初から一つの結果しか求められてなかったら、なんのために実験するのだろうか?工場や本社の望む数字を書くだけなら、やらない方が時間がかからなくてよい。
 最初から結果が決まっているのは、計画経済の影響が大きいような気がする。納期は必ず守らなければいけない。結果が出ないと焦るので最後は人海戦術だ。工程表作ったり、問題を小分けして個別撃破。でも、無理なスケジュールを立てて、できないのは部下のせいにする。やらされて怒られる。部下に立つ瀬がない。こんなマネジメントでは、研究所に未来はない。性悪説上等じゃないか。
 でも、反発する気がないなら文句もいいなさんな。2倍の仕事が振ってくることもある。徹夜くらいで大げさに騒ぐなよ。段階を踏んでるだけで、もっともっと酷いことはあるさ。みなの発言が時間を追うごとに変わっていってるのがわかる。私に言わせれば自業自得さ。私の滋賀時代の話なんて誰も理解してくれなかっただろ?戦争では最前線では命のやりとりをしてるし、敵前逃亡したら銃殺刑だ。終戦記念日には価値観が崩壊して、命あることを感謝するだろう。上司に踊らされるだけ踊らされて、心身ともに壊されないように。あっち側に行ったら戻れないから。
 気合でモノができたら苦労しないわ。気合だけで42km走れるか?気合は大切だけど、それは技術がともなってこそ。果てしない力技の後に何が残るんだ?それが頭使う人の仕事?そして、ダメにしてるのは上司だけか?