びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/08/19(日)「旅行①」

 お盆より1週間ずらして旅に出た。今後の人生においてこんな旅に出れる時間ってないだろうし、地図を見ながら長年あそこに行ってみたいなあって思うならどうして行かないんだろうっていうのもあるし、18きっぷの季節だし、長期連休だからこそ長期旅行に行こうと思ったわけで、ここでやっておけば次にやりたいことが出てくると思うし、今できないことは一生できないということなのだ。
 ただ漠然と18きっぷで稚内に行くと決めていた。別に稚内に行ったことがないわけではなかった。むしろ稚内に行ったことがあるからこそ、もう一度行きたいと思ったかもしれない。北海道に行ったのは宇都宮時代の7年前、やすをと一緒だった。あの頃思ってた以上に今はずっといい思い出になっている。もう一度ずっと思い出に残る旅がしたかった。
 千葉みなとから海浜幕張武蔵野線南浦和京浜東北線で大宮、東北本線で小金井乗り換え宇都宮まで。宇都宮に住んでいたことがあるからこの辺りまでは面白くなかった。ただの移動の割には時間ばかり食った印象である。東北本線で宇都宮を越えてからは初体験ゾーン(あとで思い出したが、東北新幹線那須塩原まで行ったことがあり、那須塩原から宇都宮まで戻ったことがある)。黒磯、郡山、福島、仙台、小牛田、一ノ関。時刻表を調べたところ、到達可能地点は八戸だったが、盛岡以北は第三セクターになっていて別料金だった。なんとなくシャクだったので、北上で北上線に乗り換え横手に出ることに。北上線は非電化の単線で一両がゴトゴト言わせながらの運転。狙ったわけではないが、私が気に入ってる「山さ行がねが」というHPで出てきた錦秋湖があった。景観に優れる路線であるはずが、夜なので何も見えずorz。横手からは奥羽本線で秋田へ。到着は23時だった。秋田はやすをが住んでいた町で、8年前の東北遠征の基点になった場所だ。駅前でホテルαー1を調達。αー1と言えば、MBS氏との広島遠征を思い出す。
 この旅を通じて時刻表は購入しなかったし、宿は予約しなかった。このご時世にどうだろうと批判を受けるかもしれないが、今更ながら気づいたのは、性格的に予定調和は嫌いだということ。予定がないのが予定な人である。それでずいぶん損もしたけど、それをずいぶん楽しんできた。
 遠く離れるとどことなく不安になる。千葉を基準に考えている自分がいた。その基準なんてものはなんの根拠はないのに。どうして人は基準から離れると基準に戻りたくなるのだろうか。基準を守っていれば、余計なパワーを使わずに済む。歩くのに左足動かして右足動かしてとは考えないでも歩ける。人は保守的なんだと思う。