以前から主張しているのだが、技術の基本は測定である。測定がしっかりしていないと、その上に技術を積み上げることはできない。ここ１週間以上、とある測定について調べている。この測定によって得られるパラメータには実用上の意味はないのだが、かと言ってお客様の承諾なしに勝手に反故にもできなく。この機器は簡単そうでいて実はめっさ奥が深い。思えば大学時代、みんな苦労してたもんな。
問題を解決するとき、一番外側の問題からやるか、根本からやるか、２つの方法がある。時間がない部署では、外側からのアプローチが選択される。今回のケースもそれに従ったのだが、やり直しの連続。結局、根本的なとこにたどりついた。これ、一番最悪に時間がかかるパターン(泣)。
今回の測定は破壊試験である。破壊試験の場合、科学の基本である再現性はわかりようがない。だから、ＪＩＳに記載されている測定法を守るしかない。けど、この試験、うまくいきそうな気がしない。ベテランの人も「うまくいくわけない」と言っている。理想が書かれてるだけで、現実はダメっぽいのだ。したがって、少々混乱気味である。いや、１週間以上やっててさすがに秋田だけ鴨。
