断絶の時代

断絶の時代―いま起こっていることの本質

　ＭＢＡ本もたくさん読んできたけど、ついに巨匠ドラッカーに手を出した。あまりに有名すぎるものには抵抗感があるのだが、一歩上を行くＫプロが「１冊は読んでみろ」と言ってたのを思い出して。「知識こそが唯一の資源である」と主張していたのは知っていた。
　衝撃だった。今まで読んできた本たちがほとんど前座に思えた。東雲で輪読した「イノベーションのジレンマ」なんて二番煎じに見えてしまう。１９６９年に書かれたにもかかわらず新鮮だ。深い洞察力に脱帽。知識社会になったから、休みはないのね。そこまで予測するんか！
　とにかく読んで欲しい。他の本なんて読む必要はない。彼は、複雑すぎて問題すらはっきりとわからない方程式を、５０年分は解いてみせた。それとも、ドラッカーを中心に世界は回っていたのか！