びーの独り言

どこいくの?どっか。

2006/04/17(月)「運命」

 昨日手にした1冊の本、なんのことはない大好きな野球の本だ。宇都宮のときは、ビジネス、野球、鉄道の3本立てだった。それが、いつのまにか役に立たなきゃ意味がないみたいな感じになっちゃってビジネス書一本に。この野球の本、似たような題名の本がPHPから頻繁に出てて、作者はほとんど近藤唯之。多分星陵箕島の延長18回の死闘を描いたあの名著「スローカーブよもう一度」の人だと思うんやけど。久しぶりに立ち読みしてたらはまっちゃった。後日紹介するが、運命に翻弄されるプロ野球選手のことが書かれている。ちょっとした出会いで幸か不幸か動き出してしまう人生。ああ誰だって大きな流れには逆らえないんだなあ。滋賀に来たのも何かの巡り合わせなのかな。前書きも泣かす。「あきらめこそが人生のコツ」、んー、今まであきらめたら負けって思ってやってきたけど、現状を受け入れた上で人事を尽くせということらしい。そうかもな。何があったってやれることは限られている。結局は大きなことをやろうと思っても小さなことからコツコツだ。何度も挫折するかもしれないが、何度も立つだけなのだ。単に大好きな野球の本だったのに、そこに散りばめられたエッセンスはとても深いものであった。昔からよく知っている作者なのに、まさか激しく自己啓発されるとは。