びーの独り言

どこいくの?どっか。

2023/05/28(日)「群馬」

 起床は610。三本松園地。昨年の秋は混んでいてざわざわしてたけど、今回は通過する車の音以外とても静かだった。標高1395mなので涼しかったのもよかった。車中泊の敵は寒さではなく、暑さだから。朝食後、昨日のブログを修正。
 720、戦場ヶ原展望台。湿原。何度も来てるが、歩いたことはなかった。今日は歩いてみようかなと思っていた。空気は澄んで気持ちよかった。国道に沿って木道が延びていたので歩いてみた。少し歩いて止めた。いつもあんまり景色にひかれないんだよなあ。北海道くらいならやる気出るかもしれないんだが?735、出発。
 湯ノ湖を過ぎて、金精道路へ。ここは奥日光から片品村を経て沼田に至った。ロマンチック街道の一部でもあった。ここもまた宇都宮時代から気になっていたが、通ったことはなかった。日本で三番目に高い所を走っており、冬季は閉鎖となった。
 金精道路はヘアピンカーブの連続で高度を稼いだ。高度を上げる度に山間に佇む湯ノ湖と男体山の見晴らしがよくなった。行けるところまで行って、金精トンネルで分水嶺を越えた。
 トンネルの先は群馬県片品村だった。キャンプ場が出てきた。ここには菅沼があった。細長い湖であった。八ヶ岳や蓼科もそうだが、山の中が観光地になるにはこういう湖が必須なのかもしれない。片品の「しな」は信濃と関係あるのだろうかなどと思ったり。
 日光白根山ロープウェイがあったが、何があるかわからなかったのでスルー。
 尾瀬へ行く道があった。かなりひかれるものがあったが、何にも準備をしてないのでスルー。何しにきたのだろうw。いつか行きたい。
 850、片品で給油。この先、赤城山に上るため。
 910、吹割の滝。ロマンチック街道沿いにあった。東洋のナイヤガラらしかった。胡散臭さ爆発。ネットを見るとショボいと書かれていた。ただ実際行ってみるとよかったとの話も。どんだけショボいか確かめることにした。
 無料駐車場の案内に沿って脇道に逸れて駐車すると目の前には土産物屋があった。この時点で怪しい感じはしてた。すると、おばちゃんが出て来て「店で何か買ったら無料になります」と言われた。店で何か買う部分は書かれてなかったので、完全に詐欺だった。
 吹割の滝は、滝が地面の裂け目に落ちるような感じで、珍しいものだった。ネットでショボいと書かれていたのは、私のような奴を引っかける釣りのように思えた。最初からショボいと言っとけば、評価は上がるしかないわな?それからナイヤガラなんて行ったことないのでわからんw。日本ではなく東洋というのも興味をひくにはよかったのかも?
 土産物屋でみそおでん。300円で三角形が3個。いろんなとこでこんにゃく見るたびに食べてるので、別にちょうどよかった。しかも、群馬はこんにゃく有名だし。小腹が減ってたし、やたら美味しくて、もっと食べたいくらいだった。940、出発。ここには土産物屋がやたらたくさんあることに気づいた。そんなに人気スポットなのかな?
 ロマンチック街道から離れて赤城山を目指した。薗原湖という細長い湖を見ながら崖に取りついた道を進むとダムが出てきた。955、薗原ダム。中規模のダムだった。堤体の先にはトンネルがあり、赤城山はトンネルの先だった。
 ここからはひたすら上りになった。二車線の整備された道だった。下りになると木立の間から湖が見え始めた。赤城大沼だった。たくさんの登山客が道路を歩いていた。赤城山百名山の一つであった。
 10時半、赤城神社。赤城大沼に面していた。歴史はあるけど、本殿は江戸時代の新しいものだった。
 赤城大沼の存在は何かのテレビで知った。昔は冬にスケートリンクとなることで有名だったが、最近は客が減ってるという内容だった。でも、とても客が減ってるようには見えないのだが?、むしろどの観光地よりも栄えてるように見えた。冬季のことを言ってたのだろうか?
 赤城小沼に向かった。すると、駐車場は超満員で、観光バスが2台路駐する有り様。なぜ赤城小沼がこれほどの人気になってるのかわからなかった。一瞬だけ沼が見えたので撤収した。別にただの沼だろ?
 赤城山を桐生の方へ降りた。この道からは下界がかなり下の方に霞んで見えた。そのためか道はギリギリ二車線の細かいヘアピンカーブだらけで、しかも傾斜がきつかった。ヘアピンカーブには番号がつけられていて、少なくとも60はあった。どれだけ曲がってもヘアピンカーブは尽きなかった。まさにヘアピンカーブ地獄だった。とんでもなくショボい奴が道を設計したに違いなかった。腕がやたら疲れた。
 1140、下界に降りてきて、旧宮城村のコンビニで休憩がてら体勢を立て直した。
 1225、フライングガーデン新桐生店。昼食はハンバーグにした。フライングガーデンは宇都宮ローカルのハンバーグチェーンで、宇都宮時代にも1回行ったことがあった。でも、普通という印象しかなかった。最近「さわやか」を知ってからハンバーグに興味を持つようになった。たまたまテレビでハンバーグ師匠がフライングガーデンを紹介していたので、猛烈に行きたくなっていた。
 2組待ちだった。並ぶほどなのか!これは期待!ステーキコンビの和風ソースとライスにした。内容は爆弾ハンバーグクイーン200g、カットステーキ150g。
 紙のナプキンを油の飛びはね防止に立てるのはさわやかとまったく同じだった。違うのは、店員さんがハンバーグをカットすることだった。これは筑西「ペンギン」の俵ハンバーグに近いかも?
 ハンバーグは味も柔らかさも俵ハンバーグのようだった。肉は問題ないようなのだが、和風ソースにパンチがなかった。あとナイフで切ると、肉塊がバラバラになりがちだった。それからただ油っぽかった。油が多ければいいというものではないような気がする。
 ステーキはおいしかった。ハンバーグよりステーキがおいしいのはどうかと?
 接客は当たりがキツかった。これは「ペンギン」と似ていた。どうして口調が厳しくなるのかな?あと焼き方が勝手にミディアムになっていた。聞いてくれないのか?よかったのはライスのおかわり自由なところ。
 最初だから慣れの問題はあったのかもしれない。さわやかでも最初はあんまりのような気がしたし。また行ってどうかというところ。1320、出発。
 足利市へ移動。足利は初めてだった。昔ダイエーにいた足利という投手を思い出すのだが?そこは足利尊氏では?
 14時、足利学校。足利に来たのはここが目的だった。ここは日本で一番古い学校だった。寺のような感じだった。孔子を祀っていた。室町の作でその頃から孔子は知られていていたのか。
 敷地内には大正に建てられた図書館があった。そこでたまたま仏教全集を見た。中を見ると面白そうだった。そういうのを図書館で借りて本格的に勉強するのも一つかもしれない。
 足利学校には再現された方丈と庭があった。まるで禅宗の寺のようだった。
 15時、鑁阿寺(ばんなじ)。足利学校の近くにあった。知らなかったが、本堂は国宝だった。鎌倉時代のやたら重厚な造りだった。ほかにも多宝塔などがあり、名刹の雰囲気を醸し出していた。
 利性院。民家の間にこじんまりとあった。閻魔大王と十王像があった。
 駐車場への帰り道、道端で売っていたかき氷を食べた。ブルーハワイ。
 駐車場の横にある太平記館。たいそうな名前がついてるけど、ただの土産物屋。トイレのついでに会社へのお土産を買った。1610、出発。
 1640、東武小泉線西小泉駅。ここは大泉町にあり、日本のブラジルとして知られていた。どんなんか見てみたかった。ここには富士重工業パナソニックの工場があるためたくさんのブラジル人が住んでいた。5万人弱の町で20%が外国人だから凄い。湖南市も外国人が多かったけど、それでも6%だった。
 道沿いには派手な黄色を基調とした原色の看板が溢れていた。思ったよりもブラジルだったし、普通にブラジル人が歩いていた。また変な場所に平気で路駐してたり。無法地帯のようだった。路駐できる場所がなくて、車の中から一枚写真を撮っただけだった。なんか怖いところだった。
 西小泉駅は終点だけど、その先にも路盤は延びていて、遊歩道となっていた。これは仙石河岸線と呼ばれる貨物線で今は廃線であった。仙石河岸線は利根川の砂利取りを目的としていたが、川砂の採取が禁止されて廃止となった。関東にはそういう線がいくつかある。本当なら仙石河岸線は利根川を越えて、対岸の東武熊谷線と結ばれるはずだったが、遂に結ばれることはなかった。
 17時、仙石河岸線橋脚跡。これは仙石河岸線の終点の先にある未成線の遺構だった。利根川の堤防の横にコンクリートの橋脚が一本だけあった。結構、高さがあり迫力があった。利根川を越えられなかった無念さを感じた。
 利根川を渡った。幅が広くて生半可な覚悟では橋は作れないと思った。でも、自動車用の橋の隣に少し離れて歩行者用の橋があるのを見つけた。歩行者用を作るくらいなら、鉄道用の橋なんて余裕で架けられたのにと思った。
 1725、熊谷市立妻沼展示館。東武熊谷線は熊谷と妻沼を結んでいたが、既に廃止となっていた。ここには熊谷線の資料が展示されているとのこと。時間が遅く既に閉館していたが、東武熊谷線で走っていた車両がフェンス越しに見えた。またいつか来たい。
 妻沼という場所のことは知らなかった。なぜ鉄道を敷いたのか?ここには妻沼聖天山という寺院があり、最近本殿が国宝指定されたようだった。妻沼はどうやら由緒ある場所らしかった。こちらもそのうち再訪予定。
 1735、帰路についた。東北道羽生ICから外環、東関道。混んでたけど、仕方ないかな。20時に帰宅。
 今回の旅行では行きたいところをだいぶ潰すことができた。移動し過ぎなのは無計画だから仕方ないかな。やっぱり車であちこち行くのは楽しいねえ。自分の行きたいところに行って、見たいものを見て、食べたいものを食べて、自分の思い通りの時間を過ごせてる感じがする。身体の動くうちに、行けるところには行っておきたい。そういう経験は積み重なってもっといい結果を生み出すから。