びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/08/11(木)祝「旅行1」

 今回の北海道旅行は退院したら必ず行きたいと思っていたものだった。道東と道北を回りたかった。
 旅行1日目。八戸22時のフェリーに乗らなければいけなかった。車で八戸に行くことが最初にして最大の山場と思われた。一応、2000年に同ルートを走破したことはあった。その時にはやすをと一緒であり、単独行は今回が初めて。グーグルは8時間以上かかることを示していた。
 4時半に起床。間に合うか心配するあまり早起きしてしまった。いつものリュックと旅専用のスポーツバッグに荷物を詰め込んだ。車だとついたくさん持っていってしまう。普段は持っていかないシャツやチノパンの替え、シャンプー、洗剤など。まるで尖閣に行ったときみたい。
 5時半、出発。エンジンがかかってホッとした。シガーソケットスマホの充電器をセットし、スマホを充電した。湾岸習志野から東関東道東関東道に乗るのは7年ぶりか?すぐに外環道への分岐。そんなんあったっけ?無視したその先には市川SA。これまた記憶になかった。
 葛西JCから中環へ。荒川沿いに北へ向かった。よく通った道、懐かしかった。以前にはなかったスカイツリーが、押上の場所を示していた。街はまるでジオラマのようだった。
 東北道浦和料金所までは混んでるだろうと思ったら、その先の方が酷かった。のろのろ。お通じが来そうなので少し焦った。こんなんで八戸まで辿り着けるのだろうか?
 645、蓮田SA。真っ先にトイレに行った。7時出発。
 相変わらず渋滞。お盆凄いな。昨晩に出発すべきだったか?フェリーに間に合わないのはシャレにならん。東北旅行に変更か?どうやら事故渋滞らしく、パトロールカーが路肩を走って行った。そのうち路肩にパトロールカーと事故車があった。そこを過ぎてからも渋滞は収まらなかった。ダメだ。宇都宮くらいまで渋滞してるのではないか?すると、久喜手前で三車線の追い越し車線を事故車が塞いでいた。よりによってこんな日に事故るなよ(怒)!渋滞解消は740。1時間で26kmしか進んでなかった。
 鹿沼ICから先はあまり使ったことがなかった。宇都宮ICを越えると三車線から二車線になった。看板には「福島135km」。福島が遠いことは知ってたが、確実に心を折りにきてた。
 845、矢板北SA。9時に出発。
 1055、蔵王PA。ご飯でもと思ったら、トイレと自販機しかなかった。1105、出発。
 この辺りから非常に走りやすくなった。看板に「盛岡200km」と書いていた。誰がその情報を必要としてる?確実にふざけてると思った。
 1140、鶴巣PA。給油したかった。昼食はホルモン定食。ホルモンが有名らしい。ホルモンは味噌たっぷりでぷりっぷりでめっさおいしかった。ご機嫌で食べてたら、ホルモンをシャツの上に落として、バウンドしてチノパンへ。ギャー!すぐにタオルで拭いたけど、頑固な味噌は落ちなかった。トイレで落とそうとすると、まるで漏らした人みたいな感じだった。そして、苦労の甲斐なくシミが残った。まだ北海道に上陸してないのに早速着替えを使う羽目になるとはorz。悪運を出しきったと考えるしかない。給油した後、1245、出発。
 眠くて、13時半、中尊寺PA。早起きの弊害だった。1345、出発。
 いよいよ眠くて、1405、北上金ケ崎PA。眠気覚ましにガリガリ君を食べた。休憩がてら、車の中でブログを打った。1445、出発。
 途中で、速度制限が120になっていた。一瞬で標識を通り過ぎたので目を疑った。そしたら、やはり120だった。いつそんなんできたんだ?怖いんだけど?そもそも、軽は80だったのでは?80なのか120なのかわからなくなった。120制限でも80+30の110で走った。後でわかったが、今は軽でも100制限だった。帰りは120+30か?
 福島くらいまでは外車が多かったが、この辺になってきたら、日本の普通車ばっかりだった。軽もいなかった。外車の人はお出かけする余裕があるけど、遠出なんかはしないわな。軽も同じか?
 最後の方は完全に疲れていてわけわからなくなっていた。ただ走行車線の前の車にだらだらついていった。
 また眠くて。ブラックブラック投入。1620、八戸道の折爪PA。1635、出発。
 1655、八戸IC下車。ほぼ12時間。帰りも大変そうだ。
 1705、ファミリーマートでフェリー乗り場までの道を確認。もはや八戸市内を見て回ろうという気力はなかった。
 1710、北海道に向けて給油。窓についたムシをワイパーで落とそうとしたら、窓に白い筋がついてしまった。店員さんに洗車機のところにあるウエスを使っていいと言われたが、急に雨となり、ウエスを取りに行けなかった。
 1715、イエローハットがあったので、窓のフクピカを買った。酷い土砂降りだった。今晩は雑魚寝なのにスニーカーの中が(泣)。
 18時、シルバーフェリーのフェリー乗り場でで受付。乗船は2045で20時頃にアナウンスがあるので、それから並び始めるとのこと。2階のレストランで夕食。レストランというより昭和の食堂。イカトロ丼は安いけど、値段相応チープな感じだった。北海道に渡ったらいくらでもうまいもの食えるからな。
 フェリーターミナルは、設備の昭和感が半端なかった。売店で朝食用のパンを買った。フェリーには売店はないらしかった。物販で利益に繋げるつもりはないようだった。
 20時前にアナウンスがあり、車に乗って待機場に整列して待った。夜の帳の中にフェリーの灯りが幻想的な雰囲気を作り出した。ワクワクしかなかった。待ってる間、フロントガラスをフクピタで拭いた。もしかすると、道中大いに役に立つかもしれない。
 1時間くらい車で待った。係の人に誘導されて、車をフェリーの中に入れた。フェリーの中はとても広かった。
 今晩は2等で雑魚寝だった。予約の時点では個室が空いてなかった。若い頃でも雑魚寝だけは厳しかったのに、ましてや今はもっと難しいかも。車から座布団を1枚持って行った。2等は思いがけず席指定だった。しかも、嬉しいことにクッションがついていた。頭のところにだけ隣と仕切られていた。400円で毛布を貸し出していたが、とりあえずスルーした。
 風呂があったので入ることにした。着替えとかを車に取りに戻った。念のため財布をフロントに預けた。封筒に封をして、半券をくれた。「明日の4時半から空いてます」と言われた。明日まで取り戻せないらしい。さて、風呂に行くと、脱衣所は狭かった。鍵付きのロッカーがあり、わざわざ財布を預ける必要はなかった。湯船はゆったりしていて、大きな窓からはフェリー乗り場の海側が見えた。やっぱり風呂は気持ちがよかった。ミソも蒸れた足も、すべてリフレッシュすることができた。
 賽は投げられた。何があってもすぐには帰れない。この1週間はすべてを忘れて思いっきり北海道を楽しもう。