びーの独り言

どこいくの?どっか。

2022/04/17(日)「三尾」

 7時起床。寒くて途中で暖房を入れた。7時半、朝食。1100円。高い!なんで頼んだんだ俺!805、チェックアウト。今日もよく晴れていた。
 今日行く予定の三尾(さんび)は、栂尾(とがのお)、槇尾(まきのお)、高雄(高尾(高尾))の総称であり、この三山は峰が繋がっていた。820、市営高雄観光駐車場。無料。
 8時半、高山寺裏参道から入場。ここもまた青紅葉がきれいだった。紅葉の葉は光が透けて瑞々しく輝いていた。
 この寺には国宝鳥獣人物戯画が伝わった。寺の名前を知らなくても、鳥獣人物戯画は教科書レベルで有名だ。私は事前に山田五郎の大人の教養チャンネルで予習した。それによれば、鳥獣人物戯画は甲乙丙丁の4巻あり、甲が鳥獣戯画にあたり一番有名だった。どれも巻長が1m近くあった。鳥羽僧上が作者だと伝えられていたが、今では否定されていて、時代も異なり何人かが描いていると見られている。問題は何のために描いたのかがわからないということだった。
 国宝石水院の拝観は800円。鎌倉時代の書院造り。裳階が上げられていて部屋の中から庭が見渡せた。青紅葉が映えて美しかった。ただ側を走る国道から車のエンジン音が聞こえたのが残念だった。
 部屋には乙丙丁のミニチュアがガラスケースに入っていた。そして、甲はレプリカがガラスケースに入っていた。レプリカとはどこにも書いてないが、レプリカのはず。レプリカではあるけれども、とても感動した。写真をバシバシ撮りまくった。レプリカだから為せる技だ。
 この寺には他にも国宝がたくさん伝わっていたが、どれも博物館に預けていた。だからか写真とかで紹介していた。もし、この寺がそれらを管理していたら、ここももっと有名になったかもしれない。
 寺の奥の方へ上がったけど、切り株だらけで、そこに紅葉の若木が植えられていた。こうやって人為的に紅葉を演出してるんだな。
 9時半、西明寺。ここに来る前に川を渡ったが、そこの紅葉が凄くきれいだった。この寺には国宝はないけど、雰囲気のいいお寺だった。惜しむべくは微かに車の音が聞こえることかな。。
 1015、神護寺空海が10年住んでたらしい。そこに最澄が来て灌頂を受けた。そんなことがあったのか?350段の石段が強烈だった。先週から足腰を鍛えまくりだ。ここには教科書で有名な源頼朝像があったが、GWしか公開してなかった。他の国宝も同じ。本堂の薬師如来立像だけは見ることができた。仏像に珍しく不愛想な顔をしていた。しまってある国宝は写真で説明していた。
 1115、駐車場に戻った。こんなに早く予定を消化するとは思ってなかった。天気もよかったし国道162号線を北に向かって、美山に行くことにした。美山は重要伝統的建造物群保存地区であり、茅葺き民家があった。
 国道162号線は小浜まで通じており、ここもまた鯖街道の一つだった。北上すると京北という地区になった。およそ京都とは思えない山間の少し開けた場所だった。さらに北上すると、南丹市となり美山となった。
 国道を離れ県道に入ってしばらく行くと、急に目の前が開けた。1215、美山かやぶきの里。駐車場は500円。天気がものすごいよくて、あらゆるものが光に溢れていた。遠目に茅葺き民家が南を向いて並んでいた。茅葺き民家は白川郷のような雰囲気だった。まずは「きたむら」で腹ごしらえ。少し並んだ。にしんそばと卵かけご飯を食べた。
 探索は適当に茅葺き民家の間を歩いた。たくさんの人が思い思いに散策を楽しんでいた。ここはあんまり店もなく、普通に人が生活していた。住民は迷惑だろうな?
 1315、美山民俗資料館。茅葺き民家の説明をしていた。白川郷でもこういうとこに入ったなあ。2階は想像の通り三角屋根だった。
 少し高いところに神社があったので上った。そこから写真を撮った。これって大内宿と同じパターンだなあ。
 1415、満足したので撤収。鯖街道(国道367号線)側に出たかったが、国道は酷道で、府道も怖道のようだった。道だけはチャレンジしない方がいい。小浜に抜けるのも遠回りで、特段面白くなかった。というわけで、来た道をそのまま戻った。帰宅は17時。
 今週もなんとかまとめることができた。京都の運転が大丈夫だったこと、京都は意外と近いことがわかった。思いがけず美山に行けたのは僥倖だった。宿泊するなら、もう少し遠くに行けそうだな。