いつものようにサンプル作ってたら、Mさんがやってきた。会議があったらしく、私の案件は中止にすると。
この案件は、生産設備はなく、技術的なハードルはとてつもなく高く、かと言ってターゲットははっきりせず、既存の置き換えではコストも見合わなかった。誰もできないと思っているのに、誰も悪代官に報告できなかった。今回、うちお抱えの代理店が悪代官に直訴したようだ。代理店GJ！
それにしても、我が社の自浄能力のなさには目を覆いたくなる。よくこんなんで開発やってるなと思う。開発ってまずターゲット、市場規模、売価を設定し、何年で開発費用を回収するかを決めるものだが、うちではまったくマーケティングもせずにトップダウンで、物を作れと指示が飛んで来る。お前が一番無駄。
この案件を止めることは大鑽井盆地だ。人類に何の貢献もしておらず、環境に優しいものを作るどころか、無駄なエネルギーを使って廃棄物を量産している。それなのに、部長に怒られて、必死で外注先に頼みこんで、急いで試作の準備をやった。今更どの面下げて外注先に話しすればいいんだよ？ここ最近の、家に帰ってからもどこか不安だったり、むしゃくしゃした気持ちは、全部無駄だったのか？部長は何も言ってこなかった。一言くらい言えないのか？こっちは奴隷じゃないだぞ？
