びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/06/12(土)「美術館」

 11時出発。今日は曇っていて雨が降ってもおかしくなかった。同期Mと遭遇。草刈りのことを聞いた。どうも出かける時に人に会うことが多い。
 阪神梅田駅のスナックパークでいか焼きを食べた。JR大阪駅ますのすし
 中之島国立国際美術館に行くことにした。暑くなってきたから箱物巡りの方がいいと思われた。それに、もし東京に転勤したなら、大阪の箱物には行かないだろうし。
 中之島までは歩いて行くことにした。西梅田から四つ橋筋へ。あまり西梅田に来ることはなかった。そこにはJR東西線北新地駅があった。ずっと北新地駅がどこにあるかわかってなかったが、西梅田に近かったのか。四つ橋筋はまったく記憶にない景色だった。ホテルとオフィスビルという感じ。知らないとこに来てみるもんだな。中之島の橋が渡辺橋で、京阪中之島線渡辺橋駅があった。橋の前にあるビルには香雪美術館と書かれていた。なんだかちゃんとした美術館に思えたが、とりあえずスルー。右に曲がり西へと向かった。
 国立国際美術館は休みだったorz。隣にある大阪市立科学館も休みだったorz。近くにある大阪市立東洋陶磁美術館も休みだったorz。どこも行きたいとこが見当たらなかった。詰んだ。
 とぼとぼと来た道を引き返すと香雪美術館が目に入った。これだ!調べると休みではなかった。この美術館は、中之島フェスティバルタワーエストの4階にあり、朝日新聞の創設者である村山龍平のコレクションを展示している。御影に本館があり、中之島は2018年3月にオープンした。
 企画展は、小堀遠州古田織部を始めとした大名で茶を嗜んだ人が出て来た。茶碗とかはまさしくなんでも鑑定団の世界だった。やたらと竹でできた茶匙と花入が出て来たが、何がいいんだかさっぱりわからなかった。丁寧に説明されているのだが、飛び飛びで時代背景も流れもわからなかった。どうせならこの茶碗が初期の形で次の茶碗はこういう特徴が加わってというのをしっかりと系統立てて説明して欲しかった。私にはよくわからない世界だったが、結構見に来ている人がいて、こういうのが好きな人にはたまらないのかもしれない。
 美術とは流行りだと思う。マニアがこれがいいよねと言い合うゲームだと思う。匙の竹の節がとか言われても、そのルールがわからないのだから何がいいのかわからない。野球を見ない人にバースの価値がわからないように、茶を嗜まない私には茶道具の価値がわからなかった。私には、変な形の美術品として飾られている茶碗より、100円ショップで売っている量産品でも実用的なコップの方が価値がある。
 見聞を広げるために好き嫌いなく飛び込んでいるが、今後美術館は止めといた方がいいかもしれない。私にはその歴史的価値がわかっても美術品としての価値が理解できない。大半の人がよくわからないものをお金をかけて展示してるのも不思議だ。その価値をきちんと説明できないのなら美術館なんてなくした方がいいと思う。
 JR北新地駅から帰った。