びーの独り言

どこいくの?どっか。

2020/12/30(水)休「姪浜」

 8時に起床。朝食後、10時にチェックアウト。天神駅のコインロッカーに荷物を預け、1023に博多駅へ。
 今日の廃線跡探索は筑肥線博多駅から姪浜駅までの11.6km。筑肥線はもともと博多駅から伊万里駅を結んでいたが、1983年3月に博多近郊区間が廃止されて地下鉄空港線に置き換わり相互乗り入れしている。この区間はドル箱路線だったが、単線で輸送力が低く、踏切が40箇所くらいあったらしい。勝田線以上に廃止した意味がわからなかった。
 10時半、探索スタート。廃線跡の探索にも似つかわない博多駅の博多口から。線路はしばらく鹿児島本線の西側を並走していた。現在の路盤は道路よりも高い位置にあったが、その一番西寄りの線路だけが徐々に高度を下げた。そして、その先には怪しげな右カーブの遊歩道。ここが分岐点だった。
 遊歩道が途切れて一般道に吸収された。ひたすら歩道を歩く展開に。一般道は二車線の大きなものでとても鉄道が走っていたとは思えなかった。一般道の周りは普通の町中で、いろんな店や建物が軒を連ねていた。
 今日はやけに寒く、猛烈な雪混じりの風を受けた。前に来た時もこんなんだったから特に驚きはしなかったが、スマホを操作する時や写真を撮る時には手が凍えた。
 11時半、西鉄の平尾駅をアンダークロス。にぎやかな場所だった。
 ずっと一般道。ここで合ってるのか不安になるくらい一般道が続いた。小さな山を越えるところで、ルートを疑ったが、歩鉄の達人では正解のようだった。山を下ったところが小笹駅。駅跡はスーパーになっていてなんの痕跡もなかった。小笹駅からは再び小さな山を越えた。
 その後1kmの遊歩道。この頃から吹雪いてきて、寒くて仕方なかった。
 再び一般道に戻ると、今度はグリーンレールロードなるものが現れた。距離を記入した札を地面に埋め込んだだけで、普通の歩道だった。全長2.2km。これを歩き切れば、姪浜に着くと信じて吹雪の中を歩いた。室見川の橋でグリーンレールロードは終点を迎えた。ただ姪浜駅はまだもう少し先だった。
 14時前、天ぷらまつお。立ち食いそばのような薄っぺらい建物。見渡す限り、他の店が見えず、仕方なく入った。全席カウンター。一番安い天ぷら定食を頼んだ。ご飯が来る間に明日の宿を予約した。天ぷら定食は腹が減ってたのでご馳走だった。はしっこに座っていた淑女が、カウンターのおばさんに早口で話しかけてた。やっぱり九州だからハングルぽいのかな、と思っていたが、いやこれはハングルではないかと思い直した。お会計の時におばさんに聞いてみたら、ハングルだった。
 1420探索を再開。15分で姪浜駅に到着した。高架の立派な駅で、駅前は栄えていた。
 廃線区間はずっと町の中だった。なぜ国鉄はこれを廃止したのか?地下鉄とともに存続させることもできたろうに。九州は鉄道に対する価値計算がなんか変なんだよな?
 1438の地下鉄空港線で 天神駅まで。15時にミープル天神。今日は常連さんの鍋パーティーに誘われていた。
 待ってる間、店長と隣のグループの女の子と、チケライのファーストジャーニー。
 鍋はこの2日相手をしてくれた常連さんと、あと3人が来た。おでんと水炊きをしたのだが、あまりにも量が多くて大変だった。途中、イッツアワンダフルワールドで連勝。出来すぎ。0時半、撤収。福岡の人といろいろ話せたのはとても楽しかった。まさか家を出る時にはこんなことになるとは。旅はやってみるまでわからないもんやね。
 ホテルはリブマックス天神west。チェックインは設置されている機械でやるシステム。めんどくさ。部屋の中は、ほぼ東横インだが、ユニットバスはゴージャスであり、電子レンジが備えつけられていた。ただ、机がユニットバスの扉の前で、椅子に背もたれがない。ゴミ箱が机のそばになくて、机の上にテレビがなくて代わりに電子レンジが鎮座。配置が本当にいまいちすぎた。就寝は2時半。