びーの独り言

どこいくの?どっか。

2021/04/25(日)「武庫川」

 今日も歩きに行った。出発はいつもより早い10時半で。天気は昨日と同じで曇っていたが、陽射しが強かった。
 まずは杭瀬市場に寄り道。表通りから1本奥に入った所に昭和30年かと思わせるようなアーケードがある。薄暗くてシャッターが降りまくっており、地域ブログによれば、ウソかホントかバイオハザード2の舞台にも選ばれたとのこと。自転車でさっと通り抜けたことはあったが、歩くのは初めてだった。
 北の入口には杭瀬北市場との看板が掲げられていたが、すべての店のシャッターが閉まっていて、廃墟だと言われても見分けがつかないくらいだった。
 道1本を渡ると、人がすれ違うのがやっとくらいの通路になり、相変わらずシャッターが閉まってばかりだったが、豆腐屋と寿司屋が向かい合わせに開いていた。豆腐屋って珍しい。子供の頃にはあったけど、今じゃすっかり見なくなったもんな。また、寿司屋にも興味があった。こんな隠れ家みたいなところに一体誰が買いに来るのだろうか?人通りはなく、立ち止まって見るのも憚られたので、横目で見ただけで歩き去った。
 またまた道を1本渡ると、杭瀬中市場となった。ここはマルトクの裏手だった。確か昨年火事があったところだ。どこが火事になったかはわからなかった。この辺りから開いている店が増えだして、活気があった。時間帯が日曜日の朝というのもあったのかもしれない。市場という名前にふさわしく、魚屋さん、八百屋、総菜屋、漬物屋等が軒を連ねていた。中には市場食堂というのまであった。これは本当に意外だった。ずっとシャッター街の中にポツンポツンと店が開いているイメージだった。認識を改めると同時に興味が湧いた。謎の寿司屋と市場食堂、その他のお店。そのうち行ってみたい。
 さらに進んだところは杭瀬市場の看板が掛かっていてほぼシャッター街だった。なぜ杭瀬駅に近い方がシャッター街なのか?不思議だ。
 昨日同様阪神武庫川団地前駅に着いたのは12時だった。ローソンで昼飯を買ってからスタート。ほぼ昨日と同様のコースをたどった。13時、国道2号線の武庫大橋を越えたところで昼食。13時半に再出発して、14時半に昨日のサザエ食品。おはぎを2個買った。
 武庫川に戻り、さらに北上。ここから先は未知のコースだった。しばらくすると左の方から川が合流してきた。グーグルマップで知っていたが、どうやって渡るのだろうと思っていたら、遊歩道がそのままコンクリート製の橋となっていた。まるで四国にある潜水橋のようだった。
 1時間くらい歩いたけど、道中強烈な向かい風で、とても歩きづらかった。自転車の人が降りるくらいの風でハンチング帽が飛ばされないように気をつけた。いつもこんなに風が吹いてるのだろうか?
 そのうち灰色の雲が湧いてきて、陽射しが遮られた。それと同時にとても肌寒くなった。強烈な風と寒さは心を折るのに充分だった。廃線歩きのように目的地があるわけではないので、撤収することにした。
 西に行けば、阪急今津線の小林駅があるようだった。河川敷を後にすると、風は弱まった。おそらく遮るものがあるからだろう。多少体感気温としてはマシになった。小林駅までは細い道を歩く感じだった。途中から上りに転じたのには驚いた。今津線は少し小高い丘の上を走っていた。
 小林駅の駅名標には「おばやし」と書かれていた。ここは知らなければ必ず駅名を間違える。浪人の時に知った時にはビックリしたものだった。まさか自分がここから電車に乗る日が来ようとは。人生とはわからないものである。
 昨日同様今津で阪神電車に乗り換えて、杭瀬駅で降りた。18時半、市場の中を通ったが、ほとんど店は閉まりかけだった。
 この土日は歩けたからよかったかな。GWも頑張らなければ。