びーの独り言

どこいくの?どっか。

2019/01/03(木)祝「入院182」

 8時半に父親からメールが来た。無視されていたから驚いた。母親の顛末が書かれてるのかと思ったら、こっちに来たいと書かれていた。無視しといてどの口がそう言うねん。用件を聞くと、父親方のおじさん夫婦が見舞いに行きたいと言ってるらしかった。これは意外だった。父親方の親戚とはほとんど付き合いがなくて、おじさんとは今まで3回しか会ってなかった。もう20年近く交流がなく、会うこともないだろうと思っていた。親戚は今後重要になるかもしれないので会うことにした。後で母方のおじさんも見舞いに来ることになった。このおじさんとは何度も会っていたが、やはり20年近く会ってなかった。要は就職してからは親戚付き合いがなくなっていた。最後に会ったのは、どちらもばあちゃんの葬式だった。そして、今回は母親の葬式だった。
 おじさんたちは12時過ぎに来た。談話室に座り話した。父親が「断ったんだが、おじさんがどうしても見舞いに行きたいと言うから」と言った。なぜ断ろうとしたのか?やはり無視するつもりだったのか?おじさんたちの見舞いのはずなのに、父親は勝手に母親の臨終の話をしだした。「わしが一人で看取った」とか「弟の嫁がすごく働いた」とかイチイチ鼻につく言い回しだったが、おじさんたちの手前黙って聞いた。「お前の身体のこと心配して連絡しなかった」と言われたのには心底呆れた。どう言い訳したって母親が亡くなったことや葬式について連絡しない理由にはならないだろう。こっちの電話を叩き切ってるくせによう言うわ。
 父親が恐れていたのは、私がおじさんたちに悪行をばらすことだったろう。ただ意外なことに母方のおじさんは知ってそうだった。いとこのお姉さんから聞いたに違いない。父親がトイレに行った隙におじさんたちに言った。「母親が亡くなったことはいとこのお姉さんから聞いてましたが、父親から聞いたのは今が初めてです」。父親が帰って来たからこれ以上言わなかったが、どこかおかしい空気を読み取ってくれたのではないか?もしかすると、ボケてることに気づいていたかもしれない。
 父親とはしばらく連絡が取れなくなるのではないかと思っていたが、「お前が実家に来るまで祭壇を飾っておく」と言ってたのでその線は消えたのかもしれない。ただ、親戚の手前そう言っただけなのかもしれないし、別の拍子にまた無視が復活するかもしれない。母親がいなくなり父親を抑える役がいなくなった。キレると何するかわからないので、刺激しないようにしなければ。
 今回結構困っていたので親戚が出てきて助かった。まさか親戚が出てくるとはまったくの予想外だった。これも母親のお陰なのかもしれない。親戚にはこれからお世話になるだろう。旅行できるようになったらきちんと挨拶に行こう。