びーの独り言

どこいくの?どっか。

金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?

 キンドルアンリミテッドの無料本。初めてホリエモンを読んだ。ホリエモンを知ったのはライブドアが新球団を作ると発表したときだった。遂に自分たちの世代の時代が来たかと強く思ったものだった。その後の収監までの流れは、古い人たちが新しい人をいじめてるようにしか映らなかった。収監によりホリエモンのイメージは時代の寵児からヒールに転落した。その後は歯に衣を着せぬ独特の発言で、ご意見番として一定のポジションを獲得している。私はホリエモンのどこかズレた過激な発言はわざと狙ってやっているものだと思っていた。しかし、本当のところはよくわからなかった。今回ホリエモンの本を読むことで、ホリエモンとは何者かを知りたかった。
 この本はメルマガの「ビジネスモデル教えちゃいます塾」と「Q&A」を中心にまとめられている。「ビジネスモデル教えちゃいます塾」ではホリエモンがひたすらビジネスのアイディアを披露していた。広く浅く思いつきに過ぎなくても、ここまで惜しげもなく書けることが凄いと思った。いつでもアイディアなんて出せるんだよという余裕を感じた。またアイディアはどこかの誰かが思いつくので価値がないとまで言いきっていた。まるで岡田斗司夫のようだと思った。「Q&A」では竹原慎二よりもボコボコで気持ちよかった。筋は通っておりホリエモンの強い信念を感じた。
 ホリエモンは徹底した合理主義者で現実主義者だった。「やりたいことをやれ。お金なんて後からついてくる。夢なんかいらない。目的を達成するだけ。諸行無常。常識を疑え。役に立つのは知識と情報。起こるかどうかわからないような先のことを考えるな。ポジティブシンキングだ」。
 今まで読んだ自己啓発本のエッセンスが一歩上のレベルでまとめられている感じがした。ベンチャーで成功した人たちは皆やりたいことをやればいいと書いている。私はサラリーマンにはそれが難しいとずっと思っていたが、ホリエモンには強烈な説得力があった。私はその生き方がとてもうらやましいと思った。自分の気持ちにとことん正直な人だと思った。
 私がこの先会社に復帰しても、望まれてもいない仕事に時間を捧げることになりそうだ。せっかく生かされてるのにこんなんでいいのだろうか?それにいつ突然倒れるかもわからない。私はまだ何もしていない。やりたいことはたくさんある。最新トレンドの調査、次世代技術の調査、ホームページの立ち上げ、WEBデザイン、動画編集、ライティング、起業、簿記、語学・・・。。出来ないと諦めるのではなく、どうやったら出来るのか?自分の可能性に挑戦していきたい。ワクワクしてきた。