びーの独り言

どこいくの?どっか。

2018/10/23(火)休「入院110」

 夜中に突然看護婦さんから2日前に言われた「アマゾンで段ボールでお茶を買って病室に送る人いますよ」という言葉を思い出した。この話を聞くのは2回目だった。パンフレットでは病室に送るのは禁止されているが、もし個室入室前に送ってもいいと知っていたら、父親の手を借りなくても、自分で好きな物を買えて、しかも部屋まで届いて、全員が幸せになってたのに。過去を嘆いても仕方ないが、それでも損失がでかすぎて腹が立った。一度ネット通販を使ってみようか?
 眠れなくて、実家に同居する可能性を考えてみた。父親からは実家に住むことを2回提案されており、どちらも即座に断った経緯がある。あまりに居心地が悪いのである。1回目は「大阪に帰ってきた意味ないやん」と言われた。どういうことだ?なぜお前が意味を決めようとする?俺は病気を治しに来ただけだ。2回目は「私の身体のため」と言った。お前はまともに買い物に行けないし、私が何を食べたらいけないとかも理解してないじゃないか?どこが私の身体のためだ?本当のところは、私に母親の介護を押し付けて、自分がラクしたいだけだろ?私は父親のそういうウソをついてまで自分の利益に誘導しようとするところが大嫌いである。今まで母親に丸投げばかりしてきたのを見てきている。今さら誰もお前の言うことなんて聞かないよ。
 自分の葬儀にかかる費用を調べたら、300万円もあれば十分だった。おそらく退職金だけで賄えるレベル。もしかして今の貯金要らなくね?独身貴族のパワーが思ったより凄いことに気づいた。あらゆるものを金で解決できそうな気すらしてきた。ヘルパー雇うの高いとか言ってた自分が恥ずかしい。諦めていた結婚すらいけるのではないか?今まで頑張ってたんだな。なぜだか涙があふれた。このお金は大切にする。
 昼食から『三分粥』になった。早速魚の煮付けがペーストになっていた。匂いはうまそうだったが、手をつける気にはならなかった。他は全部食べた。バクバクいった。咀嚼できることがとても嬉しかった。
 1日4回の血糖値測定を自分でやることになった。右手でペンを持つと左手が穴だらけになりそう。インシュリン注射はこれまで通り。
 misterに電話した。「父親がボケてるふりしてるねん」「ブログ読んでたらボケてると思うで」「えっ」。