病院にTさんのお見舞いに行った。Tさんは9/30に退院予定だったので、一緒に「かつアンドかつ」に行く約束をしていた。すると2日前から手が痺れだしたとのことで、外食に行けるかどうか危ぶまれたが、予定通り行くことになった。
家を出たのは9時過ぎで病院に着いたのは10時半だった。約束の11時過ぎよりも早く着いてしまった。病室に行くと処置中だったので談話室で待機した。するとまさかのKさんがやってきた。今週もまた1泊2日の入院とのことだった。もしかすると来週もとのこと。本当に大丈夫だろうか？
11時半に車椅子に乗ったTさんと奥さんがやってきた。Tさんは怒りを隠そうとしても隠しきれない様子だった。突然先生から「治療法がない」と言われたらしかった。それは私もショックだった。Iさんの時とまったく同じだった。そしてなんと言っていいのか言葉が見つからなかった。楽しみにしてたトンカツがなんてことに。
病院の前でタクシーに乗った。Tさんは奥さんに介助されながら車椅子からタクシーに乗り移った。車椅子は折り畳むとトランクに入った。「かつアンドかつ」に行くのは2回目だった。海老フライ盛り合わせランチにした。海老もロースも前より小ぶりになったなあと思っていたら、Tさんが「小さなったなあ」と言った。でも、とてもうまかった。Tさんが隣のミスドの裏で一服した後、タクシーを呼んだ。
13時半に病室に戻った。談話室がいっぱいだったのでモノレールのスロープのとこに行った。病院は禁煙なので何人も一服に来ていた。私はお茶を飲んでいた。Tさんが奥さんに今後のことを話し始めた。私は黙って聞いていた。
14時半過ぎに病室に戻った。奥さんと談話室に行くと、こないだ同室だったYさんがいた。挨拶したら隣だったIさんといつものYさんを連れてきた。奥さんは病室に戻ったが、私は1階のテラスで3人とお茶することになった。するとエレベーターを降りたときにKさんの奥さん(前述のKさんとは違う)にばったり会った。先週ICUに入った旦那さんはよくなってるとのこと。そこで別れたが、テラスでお茶してたらまた現れた。よく見つけたなあ。
16時半Tさんの病室に行くと処置中だった。いつものYさんのとこに行き、談話室でしゃべった。17時Tさんから電話がありYさんと病室に行った。奥さんはもう帰っていた。TさんがYさんに説明するのをずっと聞いていた。看護師さんがYさんを呼びにきた。18時私もおいとました。
帰りのバスや電車で1人になったら怖いことばかり頭に浮かんでいた。母親が死んでも感情はあまり動かなかったのに、なんでこんなに怖いんだろうか？私の今の生活の中でTさんに依存してる部分が大きいというのはもちろんだが、死に対する恐怖を自分自身にも投影してしまっていた。なんぼ考えて仕方ないことだ。私がうろたえても何にもならない。私ができることをやるしかない。それはわかっているが、それでも怖いもんは怖い。早く私の脳ミソが緩和してくれることを祈っている。乗り越えなければ。
