夕食でレトルトカレーに挑戦した。どうしても白米の食が進まなかったからだ。もしカレーが使えるなら今後大きな武器となるはず。底の深い紙皿にカレーを入れラップした後、看護婦さんに渡してチンしてもらった。ラップをはずすといい匂いがした。ルーだけを一口食べてこれはイケると思った。ご飯と絡めて食べると、ご飯はイマイチだったが、カレーの方がそれを打ち消すくらい強かった。パクパク食べていたら、どうしようもなく舌が辛くなってきた。ヤバい。ここまで刺激を強く感じるとは。刺激はよくないのだ。舌はまだしも内臓がどうなるかわからない。なぜよりによって辛口を選んでしまったのか？それでも水を飲みながらなんとか食べきった。案外この味覚の変化は厄介かもしれない。まだカレーは早いという結論になった。
