朝は駅で明日の切符を買い、会社に着いたらすぐに宿の予約をした。四国の連中に出張に行くことが伝わっているのかわからなかったが、Sさんにどうなっているのか聞くつもりはまったくなかった。大まかなスケジュールを立てて、四国のNさんに電話をした。Nさんと絡むだけ時間の無駄だが、連絡をしないと何も進まないシステムになっている。案の定電話には出なかった。どうせ居留守を使ってるんだろう。まずはメールを投下した。目覚ましをセットしながら定期的に電話をかけて、ようやく通じたのは15時前だった。｢後でかけなおす｣と言われたのでこれでようやく進むと思った。するとSさんのところに電話がかかってきた。わかりやすすぎるw。Sさんは珍しく強い口調でなにかをやりあっていた。私にはどうでもいいことだった。次に私のところにかかってきた。冒頭に｢何しにくるの？｣と言われた。そりゃそうだわな。適当に取り繕ろうと思ったが、隠しきれないと思い｢Kさんと2人で大反対したが行けと言われた。上の方で何か言われてるのかもしれない｣と答えた。Nさんは、データは見せられないし外にも出すなと念を押してきた。時間がないの一点張りだったが、例の大学の件では打ち合わせをしたいと言い始めた。結局いつものごり押し&実力行使か。こっちの話は聞くつもりはないが、自分達の要求は通したいらしい。約束は守らない。都合の悪いことはすべて隠す。不誠実で卑怯。この部署と関わるだけ時間と労力の無駄。すべてがどうでもよかった。電話の後でSさんがやってきて｢ただ情報収集して終わったらさっさと帰ってくればいいから｣と言ったので、｢向こうは情報出すつもりないし、出てきたところでその情報は表に出せないですよ。｣と釘を刺しておいた。話しているとSさんは初めて本部全体の問題だと言い始めた。もしかすると上からなにかミッションを言われているのかもしれない。夕方四国のY所長からメールが来ていた。明日夕食を行かないかと書かれていた。確かに以前から私から誘っていたが、よりによってこのタイミングか。一応ふくちゃんも一緒だから転勤とかそういう話はないと思うが、なにか意図的なものを感じるんだよなあ。
