びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/12/28(日)「完乗」

 起きたら8時だった。昨日メールした麻雀の返事が集まっていた。29〜31にできることがわかった。では明日にしよう。今日の予定はなかった。部屋にいても時間がもったいない。行きたい場所があった。それは唯一未乗の嵯峨野観光鉄道だった。先月下見した際に今年のうちにフィニッシュしようと思った。ずっと気にしてても仕方ないし、さっさと終わらせて次に進もうと。HPを見ると、明日まで走ってるし、空席もありそうだった。
 千葉みなと―東京―京都―嵯峨嵐山・・・トロッコ嵯峨野―トロッコ亀岡・・・馬堀―二条―三条京阪出町柳
 新幹線を使った。18きっぷはもう買う気が起きなかった。以前と違って時間を節約したいと思うようになった。身体も楽だし。
 京都で山陰本線に乗り換え、嵯峨嵐山で下車。すぐ隣がトロッコ嵯峨野駅だった。嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨野駅とトロッコ亀岡駅を結んでいる。旧山陰本線の路線を付け替えの際に観光鉄道として復活させたものだ。この区間は特に難所と知られておりずっと単線区間だった。途中の保津峡駅は駅へのアプローチが橋しかないと「国鉄駅名全百科」に書かれていた。小学校の遠足で嵐山から保津峡駅まで歩く予定があったのだが、天候が悪かったので山道の途中で引き返したことがあった。山道の真ん中にでかい人糞とティッシュが添えられていたのを覚えている。
 トロッコ嵯峨野駅構内は広くて観光鉄道らしくおしゃれな雰囲気だった。先月は外まで行列ができていたが、さすがにシーズンオフなのか余裕で切符を買えた。全席指定。指定席は窓側だった。独りだと窓側にしてくれるのだろう。
 14時前、アナウンスがあったので改札を通りホームに出た。しばらくするとヘッドマークをつけた電気機関車がやってきた。車両はトロッコだが、窓は透明なアクリル板で塞がれていた。冬だからだろうか?中は4人掛けのクロスシートで、目の前には若くておとなしそうな若者が座った。車内は満員だった。冬でも人気あるんだなあ。
 1507出発。トロッコ嵐山駅までは山陰本線と共用していた。途中には有名な竹やぶがあった。昔お見合いで来たことを思い出した。トロッコ嵐山駅を過ぎると、線路は山陰本線を離れて、エメラルドグリーンの水面を湛えた保津峡に突入した。線路は単線で崖っぷちを通っており、まるで肥薩線のようだった。ずっと険しい保津峡を見下ろしており、壮大な景色だった。こんな景色を残しておいたなんて!完乗の最後にここに来れてよかったと思った。
 だんだん山深くなっていったのだが、突然に川の前方が開けて亀岡盆地になった。いつの間にか隣には山陰本線が寄り添っていた。列車はトロッコ亀岡駅に到着して25分の乗車は終わった。遂に日本全国JR私鉄完乗を達成した瞬間でもあった。乗る直前に用意した完乗記念の紙を持って、駅名票前で記念撮影したかったが、周りで写真を撮っているのは中国韓国の旅行者ばかりで、誰にも頼めなかった。まあ自分独りの胸の内だけに収めておいたらいいか。
 完乗という大仕事を達成したあとは、先月に初めて行った「ミープル」に行った。ほんとは明後日に行くつもりだったが、我慢できずにフライングした。独りだとどうだろ、と思いつつも、あの店長さんなら大丈夫だという確信めいたものがあった。
 16時半に到着。1卓立っていた。店長さんはいなかったが、カウンターの中の人を見たときにこの人もいたと思い出した。ボードゲームをやりにきたことを告げて、チキンライスを頼んで腹ごしらえをした。しばらくすると店長さんがやってきた。因みに店長さんはアメリカ人である。店長さんは2人用のゲームを見繕ってプレイにつきあってくれた。
 「ドラコ」、ドラゴン側とドワーフ側に分かれて戦う。最初一方的に叩かれ、完封されそうだったが、防御と逃げを駆使して、最後まで粘った。簡単でオーソドックスなシステムで軽く楽しむにはちょうどよさそうだった。
 卓に合流して「クイズいいセン行きまSHOW!」をやった。問題に対して、各々が数字を答え、一番上と一番下の人がマイナスで、真ん中の人が勝つシステム。問題が突拍子もなくて、まともに答えるより、周りの回答を予想するみたいな感じになっていた。ゲームとしては単調で笑いが少なくて初心者向けかな?
 ここで卓の半分が抜けた。重いゲームをやろうということで「プエルトリコ」。こんなにインストに時間がかかるのか?でも、やり始めればはまった。重いものの方が複雑で奥が深いのかもしれない。
 こっから店長さんの友人の外国人さんたちが加わりまさかの「コンセプト」。外国人とできるのだろうか?外国人さんたちは日本語バリバリで余裕みたいだった。「201」でやったときは照れがあったけど、今回は超面白かった。これは場がとても盛り上がるわ。
 外国人さんたちが抜けて、途中から合流したdonpaを入れて「タイムボム」。スワットとテロリストに分かれてのチーム戦。お互いに相手がどちらサイドかわからず、どちらサイドかを読みあいながらミッションを達成する。これはとても熱かった。チーム戦の極みかもしれない。
 23時半前になってdonpaが帰った。店長さんとカウンターの中の人と常連さんが残った。「枯山水」、萌要素一切なしwww。渋すぎ。もう開き直ったとしか思えない設定。なぜこれを作ろうと思ったんだ?どんな庭を作るかで点数が変わってくるが、点数そっちのけでいかにいい庭を作るかになってたり。
 店長さんが帰って「ドミニオン」。まるでMTGMTGと違うのは最初が公平なこと。いろんなパターンが楽しめるので飽きがこない。これはヤバイかも。めっさはまりそう。
 終わったのは3時半だった。カウンターの中の人が店の鍵を閉め、常連さんが四条河原町まで送ってくれた。「ミープル」は想像以上に楽しかった。特に店長さんとカウンターの中の人が素晴らしく、安心してプレイできた。誘ってもらえるのはとてもありがたいんだよね。客層も素晴らしく、我の強い人もいなさそう。何人か英語をしゃべってたし、インテリ系が集まるのかなと思った。いろんな集まりがあるけど、ここはとても気持ちのいい場所だった。こんなに遊んだのはいつ以来だろうか?すごくすっきりした。これははまりそうだ。
 始発の5時まで「すき家」で時間を潰した。阪急で西宮北口に移動し、いつもの寝カフェに着いたのは6時半だった。