びーの独り言

どこいくの?どっか。

2012/01/01(日)祝「旅行10」

 0753広島を出発。広島―三次―石見川本―江津―出雲市出雲大社―川跡―出雲市
 芸備線の広島から三次までは比較的大きな川に沿っており、分水嶺もなくどっしりとしていた。典型的な中国地方の山の中といった雰囲気だった。
 今日の目的は三江線だった。三江線は三次と江津を結んでいる。全線が江の川に沿っており非常に美しい。ただしいつ廃止になってもおかしくない。利用者数が1日300人って(驚)。思い残すことがないように乗っておいた。三次駅で乗ったのは8人だった。その8人すべてが同業者に見えた。今回あまり同業者は見なかったのに、この線だけは特別ということだろう。っつ、地元の人がいない!
 三次駅を出発した1両はすぐに江の川に取りついて、ゆっくりと本当にゆっくりと走った。あちこちで30km/h制限がかかっていた。線路は崖っぷちを通っておりすぐ横はエメラルドグリーンの川面だった。険しい地形に住居はほとんどなかった。なぜ存続しているのだろう?壮大な無駄に心がワクワクせざるえなかった。
 口羽から浜原の区間は最後に開通したため江の川を無視してトンネルでまっすぐ貫いている。誰も住んでない山奥に高規格の線路。無駄の極致、よだれが止まらない!途中、地上30mで有名な宇都井駅で家族が5人乗ってきた。そして次の駅で降りて行った。wikiによれば宇都井駅の乗降者数は1日0人!
 浜原駅から先は再び思い出したかのように江の川とともにぐねぐね。石見川本駅で一旦終点となり2時間待ち。結局、家族以外に乗降者はいなかった。石見川本では3年前の正月に酷い目に遭った。店が開いてないので腹が減って減って。今回はおにぎりせんべいを買っておいたが、待合室に暖房はなく。江津行きでは7人になった。1人はいずこへ?運転手さんまで心配してた。仕事とは言え、正月にマニアを運ぶ三谷さん、本当に乙です!交換した対向列車には一人も乗ってなかった(涙)。江津までもずっと江の川に沿っており、人家はほとんどなかった。その間の乗降は全くなかった。これは酷いを通り越して、あのJR西日本に同情せざるえない。日勤教育してた裏でこんな路線を維持したとは!沿線の全員が乗っても赤字だよ!
 江津から出雲市まで山陰本線で移動した。昨日の山陰本線と同じで、ぐねぐねたまに海。
 17時「東横イン」にチェックイン。雨が降っていたが、バスで出雲大社へ向かった。私は無宗教なのでネタ目的。時間帯のせいか全然混んでいなかった。御本殿は改築中で御仮殿。扉は閉まっていて中は見えず、ただ賽銭箱だけ。雰囲気出ないんですけど?おみくじには「信仰なき人は、手綱なき馬なり」。感じ悪いなあ。帰りはタッチの差で電車を逃し1時間待ち。踏んだり蹴ったりだった。
 飲みに行った。正月なので期待していなかった。以前行った「とらこ」は閉まっていた。最初に覗いた一軒は満員で、二軒目の「竹」に落ち着いた。外は誰もいないのに中は人が多かった。沖縄押しの店だった。出雲なのにとは思ったが、うまかったので満足した。