- 作者: 宮脇俊三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/03/11
- メディア: 文庫
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久しぶりの宮脇氏。13冊目。もう読むのはないかなとちょっぴり残念に思ってたら、新しく出てたみたいで。
国鉄末期、赤字ローカル線は次々と廃止されたが、同時に鉄建公団が新線を建設し続けていた。新線については赤字になってもインフラの整備や地域活性化に必要と言われたが、結局は採算性を理由に工事が凍結された。これらは未成線と呼ばれ、中にはほとんど完成していたものもあった。この本では、鉄道文学の第一人者である著者が、未成線の開通を夢見て、鉄建公団の職員と一緒に未成線を見て回るという構成になっている。
取材した段階で一度発表されたが、後に未成線は第三セクターなどで営業運転を開始したため、この本では営業運転後の様子も追記されている。
GW旅行の移動中に読んだ。後書きに年表がついてて、まだ未刊の作品がたくさんあることがわかった。いつか読めたらいいな。