隣のTさんが復帰した。相変わらず何を言ってるか理解しがたかったが、この1週間でなんとも思わなくなった。きっと私の気持ちに区切りがついたからだろう。
勢いを落とさないように目の前の仕事に集中して案件を一つ一つ撃破していった。もともとデータは揃っていた。イノベーション論についても誰にも負けない自信もあった。足りなかったのはわかりやすく伝えることだけ。池上さんのいう｢相手に地図を渡す｣ことを実践すればいい。あとは覚悟。
定時で上がって、新浦安のカラオケに行った。最近よくカラオケをしている。歌いながら別の考え事をしてたりするから、特に気持ちがすっきりするわけではない。ただ、機械的に声を発してるだけでも、無意識のうちに感情を表す言葉たちが自分の中に染み渡り、私の中にくすぶっている凝り固まった思考を洗い流してくれてるのかもしれない。それとも、好きなことをするのには理由なんて要らず、ただ自動的に気持ちが満たされるものなのかもしれない。
