十津川警部とたどるローカル線の旅

十津川警部とたどるローカル線の旅 (角川oneテーマ21)

　｢LIBRO｣の店頭で見かけた。西村京太郎氏はミステリーを代表する作家であり、鉄道をモチーフにした作品で有名であるが、私はまったく読んだことがなかった。この本にはまったく期待してなかったが、西村氏が書く文章がどんな感じなのかに興味があった。
　この本では全国のローカル線とその沿線の観光地などを西村氏の著作を引用しながら紹介している。
　とにかく軽い(驚)。たんたんと進む。マニアックな内容なのにマニアックさを感じさせない。たまにユーモアが潜んでいる。
　1日あれば読める。読むのは1回で充分。ミステリーの話と鉄道話が混ざって中途半端な印象。期待してなかったままに沈んでしまった。