びーの独り言

どこいくの?どっか。

2013/02/27(水)「詰み」

 月曜日にHさんと打ち合わせをした。私は「調査本の内容よりも市場は大きくならない」と根拠をもって主張した。するとHさんは「調査本の内容を信用するんじゃなく、お客さんのところに実際に聞きにいこう」。私は反論した。「それを作ってるお客さんのところに行っても、伸びるって言うに決まってるじゃないですか」。うちの会社は、こんなんでどうやってまともな売り上げ予測を立てると言うのよ?最初からばら色の未来で結論が決まってしまってるのなら、客観的でない数字の調査ために時間をとらさないで欲しいな。
 で、今日はコスト試算をしていた。どう考えても黒字化しないのだが?これを無理矢理黒字化させることに何の意味があるのだろう?大体市場がこれから立ち上がるので売価がわからない。どうやって利益を計算すればいいんだ?計算の前に既に2年くらい検討しちゃってるし、ここで黒字になりませんってオチにするとかなり笑えるなあ。
 装置メーカーの言い分は「装置を買ってからレシピ検討してオリジナルなものを作ってください」。うちは「お客さんが欲しいと言う製品ができるまで買わない」。きっとお客さんは「御社の強みはなんですか」と聞いてくるだろう。うちは装置メーカーの言いなりなんだから、強みなんかあるわけがない。常識的に考えて、装置メーカーの言うとおりだと思う。 
 うちの会社は市場予測ができないから開発のリスクも負えないわけだ。完全に行き詰ってるわな。うまくいってるふりをするのが仕事か?むなしい数字合わせゲームだ。