びーの独り言

どこいくの?どっか。

2010/09/11(土)「豚走」

 昨年同様、10月最初の弘前のマラソンにエントリーしている。昨年は泳いでいたから体重が減っていて、どこまで走れるのか楽しみだった。今年はすっかり肥えてしまって体重計にも怖くて乗れない。全く練習してなくて手遅れではあったが、意を決して20km走に行こうとした。いきなりで怪我が怖かったけど、それはそのときだ。これくらいやらないと本番はアウトだろう。朝は暑かったので夕方にしようと思った。そして夕方になると猛烈に飲みたくなった。そんとき自分でもわからなかったが、自然と身体が動いてランパンをはいていた。なんとしても20km走ろうと思った。歩くように走った。超重かった。息があがるのではなかった。腰から下が悲鳴をあげていた。10分だったところを12分かかった。見慣れた景色がやけに長く感じられた。信号の度に止まり、次の信号が目標になった。ペットボトルを何本かお腹にくくりつけているようだった。爽快さなんて全くなかった。気持ちだけしっかり持とう、それだけだった。海に出ると東京湾が広がっていて夜景がとてもきれいだった。これで気分が楽になった。けれど、一瞬だった。きれいなはずの幕張大橋では景色を楽しむ余裕は消え失せていた。遠くに見える千葉マリンがやけに遠く感じられた。折り返しの精神病院では73分だった。自己ワースト。そこで自然に止めた。何が原因というわけではない。これ以上は無理だと思った。途中で切り上げないことが自分のモットーだったが、悔しさはなかった。これが今の実力と思った。姑息な戦略だけでは準備不足はいかんともしがたかった。海浜幕張駅まで歩いた。メッセ付近は夜だと人気はなかった。40近くになって自分は何をやってるのだろうと思った。いつも乗ってる京葉線がやけに混んでるように思えた。ランパンで汗だくでメタボなおっさん、ドア付近で小さくなっていた。人目はほとんど感じなかったのが救いか。二週間ぶりの「鬼丸」。今は行かない方がいいんだけど行ってしまう。弘前のためじゃなくて、自分の身体のためなのだが。できる範囲で少しずつやるしかないね。