- 作者: 大村平
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 1978/03/01
- メディア: 単行本
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大村氏の第4弾。私は行列やベクトルが苦手である。院試でも勉強したけど、そもそも行列の存在意義がよくわからない。モーメントとか多変量解析とかにも出てきそうだし、大村氏なら私をいい方向に導いてくれるかな。
スカラーを拡張したのがベクトルや行列である。多元一次連立方程式を解くために行列がある。電気の分野で使いまくりらしい(だから化学で見ないんだな)。逆行列を計算することにより一瞬で解が導ける。逆行列の計算はパソコンに打ち込めばやってくれるみたいだけど、いつの時代だって行列式の意味を理解するのはかなり難解だ。
やっぱり読んでよかった。使う場所はほとんどないと思うけど、知的欲求を満たすことはできた。院試のときにこの本を読んでおきたかった。あのときの勉強って結局のところ暗記してただけだよな。大村氏の本で一通り復習しよう!