びーの独り言

どこいくの?どっか。

2007/06/26(火)年休「京都」

 出不精だけど、滋賀も最後だと思うと、どこかへ行った方がいいと思ったわけで。急に「天下一品」の本店を思い出し、一発で銀閣寺に決定。ついでに「第一旭」の本店もチェック。京都でラーメンってどうよ?食には勝てないかw。
 10時に家を出発。「天下一品」の本店を狙ったので、山科から三条京阪まで京阪〜地下鉄、三条から出町柳まで京阪、出町柳から一乗寺まで叡山電鉄、という怪しいルートセッティング。一気に鉄分補給だw。特に叡山電鉄は初めて。ワンマンの1輌編成。ロングシートの古風な車両。スピードもそんなに出さずガタゴトと民家のそばを通りぬける。
 「天下一品」本店については、大学時代に後輩の車でチャレンジして駐車場所がなくて退散した思い出がある。「本店は他の店よりうまい」という噂が本当かどうか気になっていた。店の大きさは普通。少し清潔感があるかもしれない。実際に食べた感想は他の店と同じ。少し汁が多いくらい。これで10年来の疑問が解決!
 銀閣寺、哲学の道禅林寺南禅寺、このコースは高校友人misterがすごくいいよって言っていた。だから7年前くらいに初めてお見合いしたときに最初に遊びに行った(禅林寺は除く)。いろいろなエピソードがが思い出され懐かしかった。その中でも緑がすごく綺麗な印象があったのだが、その理由はすぐにわかった。この辺りの地面はほとんどが苔に覆われているのだ。ある寺の部屋は日光を取り込んでいて緑色に輝き、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
 大学友人Sのおかげで少し寺社仏閣に興味を持つようになった。この辺りの寺には、仏像は少ないが、建物、屏風絵、日本庭園に特徴があり、豪華で贅沢なイメージ。ただ、私の印象に残ったのは全然違う所だった。①禅林寺からの見晴らし、②南禅寺境内にある琵琶湖疎水の赤レンガアーチ、③蹴上にあった琵琶湖疎水のインクライン跡。特に②③に大興奮。自然の中に小宇宙を表現することも、モノが溢れた現代にとって必要な感覚であると思うけど、それよりも人々の想いが結晶になった産業遺構に強く惹かれたのである。
 平安神宮とどっちにしようか迷ったが、こないだのお見合い相手に連れてってもらった円山公園と三年坂を回った。特に三年坂はずっと気になっていた。あれこそがよそ者にとっての京都のイメージ。大阪でいうところの道頓堀みたいなもんだw。一度登った割には坂がきついと思った。平日なので観光客は少なく外国人ばかりが目に付いた。拝観時間はオーバーしてたので、清水寺の前でUターン。
 曇りだった空から雨が降ってきた。傘をさしながら最終目的地「第一旭」本店に向かった。JR京都駅のすぐ近くらしい。でも、JR京都駅までがめっさ遠かった。五条の橋を渡り七条へ。JR京都駅が見えたのだが、高倉通ってどこよ?もうラーメンなんてどうでもいいかなと思ったら、目の前に店があった。
 そもそも「第一旭」なんて全然知らなかった。donpaに「CMが面白い」って言われて初めて知った。「男変えてもラーメン変えん!」・・・w。店はいたって普通。昔の食堂みたい。ラーメンの様子は、醤油系の少しこってりで麺がストレートで太目。味はチープな印象でインパクトはないが、意外にうまい。チェーン展開するだけのことはあるかも。
 一日中歩きぱなしだったので足が棒になった。けど、すごくいい気分転換になった。いくつかの小さな疑問も解けて、積極的に外に出るべきだと思った。自分の時間が持てることは滅多にないことである。今度はどこに行こうかな?