- 作者: ポールホーケン,L.ハンターロビンス,エイモリ・B.ロビンス,Paul Hawken,L.Hunter Lovins,Amory B. Lovins,佐和隆光,小幡すぎ子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: 単行本
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環境が売り物になるということは理解していたが、環境ビジネスとは何かということが本当にわかる。例えば、現代社会には無駄が無駄を呼ぶシステムが存在する。コストに見合うからといって化石燃料を消費して、二酸化炭素を増やして地球温暖化が進んで、それに対する対策費をかけている。これってイランことをして、さらにマズイ状態になってないかい?最大の問題は、我々人類が自然資本を食いつぶしている点。生態系の一部を変化させれば、そのツケは人類にふりかかってくるだろう。
エネルギーの無駄をなくすことで、コストは抑えられて、儲かる仕組みを作ることができる。例えばリースがそう。車であれば、走行距離に応じて課金するシステムにする。そうすれば、車の乗らない人はその分得をする。メーカーは車を引き取り、使える部品をリサイクルすればするほど儲かる。
今は、その全く逆のシステムが多い。使えば使うほど安くなる。作れば作るほど安くなる。消費するために補助金がでることも多い。これって、自然資本はマイナスの方向。
この本では、あらゆる角度から環境ビジネスが語られている。異質、それだけにショック。将来、新しい製品を作ろうとするなら、必読の一冊である!