びーの独り言

どこいくの?どっか。

2024/09/06(金)「奴隷」

 GMが笑いながら「ちょっと手伝って」と言ってきた。どうせロクでもない話だろうと思ったら、想像の12倍ロクでもない話だった。地方にある分室の活動を本部として把握できていないって組織として終わってるやろ?
 そのGMが「初めてやから、わからへんと思うので、練習やと思って調べてみて」と言ったから、外国の法律を調べてるのだが、翻訳サイトが会社にブロックされて使えないし、かと言って翻訳ソフトがあるわけではない。それで行き詰まってしまった。やることは他にもたくさんあるのに。
 定時後に打ち合わせを入れられて「時間があれば参加して」と言われたので善意で参加した。「マニュアルを作ったので、その通りに操作して欲しい」と言われて協力したら、どういうわけか私がそのマニュアルの修正をすることに。参加しなければよかった。
 出足が遅れたので泳ぐのも止めて、新浦安のサイゼリヤからの独りカラオケ。最近、あまりカラオケという感じではない。というのも、いくら歌ってもキリがなくて、時間とお金の浪費のように思えてるから。前までは、時間があったので、仕事を干されていで自分ではどうしようもないストレスを発散するためだった。今は時間がなくて、ストレスは溜まった仕事を早く片付けないといけないと不安に思う気持ちから来てる。カラオケをしている時間があるなら仕事を進めた方がストレス発散に繋がるように思えている。
 それでも今日は金曜日だから明日のことを気にする必要はない。歌う限りには全力で。最近、沖縄のハードロック「紫」「コンディション グリーン」とかにハマりつつある。その余波で久しぶりにディアマンテス「魂をコンドルにのせて」を歌ってみた。他にもモンゴル800「あなたに」「小さな恋のうた」、かりゆし58「さよなら」とか。沖縄の音楽は、米軍基地の暗い部分や南の島の特徴であるおおらかな気質といった、本来なら対極にあるような2つの要素が奇妙な融合をみせたり、逆にギャップを大きくみせてたりするのが面白い。
 帰ってから、外国の法律でわからないところをうちのパソコンで調べたら、会社で出てこなかったページが引っかかるし、翻訳ソフトも余裕で使えた。この案件に関しては在宅勤務の方がよさそうだ。つーか、会社より在宅の方が使える道具が揃ってるって、考えたらわけわからんよな。
 正直、仕事のスケジュールがいくら遅れようと、それは私だけの責任ではなくて、この会社の実力だと思ってる。そう思わないととてもやってられない。
 兵庫県知事を見てたら、あそこまで酷くはないが、うちの会社も本質はほとんど変わらないだろう。もっと言えば、日本の会社はみんなそうだ。ルース・ベネディクト菊と刀」の世界。上司は部下のやることが理解できない。でも、部下には「早くやれ」「失敗はできない」とか言う。上司はさらに上層部に「ちゃんと部下には言ってますから」と報告する。そして、うまくいかなかったら、「詳細は部下に任せてましたから」と言って逃げる。そして、部下は責任を負わされる。
 届け出関連には妙に優秀な人が集まっている。これは以下の法則による。出世に求められてるのは上司の要求に対して「はい」と答えることだけだ。真面目で優秀な人は上司の無茶振りに対して、はっきりと「できません」と言ってしまう。でも、クビにはできないから、失敗の許されない届け出関連のデスクワークに回される。今の日本が失われた30年と言われるのは、こういう生産性を無視した組織の構造にある。日本の組織における部下というのは、組織では一人の人間として扱われない。奴隷である。