びーの独り言

どこいくの?どっか。

2024/07/08(月)「知命」

 ラインから外れて、仕事もあまりなく、窓際なんだなと思う。時間通りに帰れるのと引き換えに、上がり目もないので寂しいとも思う。遅かれ早かれ年を取るというのはこういうことなのかもしれない。勝負はここからか、それとも諦めが肝心か。そんなことばっかり考えている。なまじっか逃げ道があるだけに迷うのかもしれない。
 なんかね。小説などで辛いとか悲しいとかいうのを聞いても、これまでは大袈裟で他人事のように思えてたんだけど、この年になってそういうのもわかるようになってきたような気がする。それって、若い感性では深くまでは理解できなくて、結局は老人の価値観に支配されてるのだなって思う。
 引退してから全国旅行して悠々自適に過ごすぞなんて思ってたけど、この年になってみると、体力も気力もなくなってきた。何をするのもめんどくさい。「何かを始めるのに遅すぎるということはない」と言うのは、裏を返せば、それほど新しいことを始めるのにはとても勇気がいるということだ。
 ストレートの威力はなくなってきた。変化球のキレもない。それでも今を足掻いている。状況はよくないが、それでもまだ何かがあると思っている。