定時に帰ると宣言してるのに一昨日に残業。そして同じ件で今日も残業。課長がいつも10時出社で19時まで粘るから、いつもおばさんまで連れ残業してる。報告書を見てもらうのはいつも夜。それに付き合わされる格好。朝を早く出社して定時に帰るのは、プールもあるのだが、残業防止のためでもあった。
私はこの部に来た10年くらい前からこの2人のことは嫌いであった。課長は組織や部下のことなど考えてなく、実効支配することだけに集中していた。歴代の部長も何も言い返せなくなっていた。おばはんは、うるさいだけで何言ってるのかさっぱりわからなかった。おばはんは課長に金魚の糞みたいにくっついて、完全に虎の威を借りる狐だった。この2人は不倫の噂もあったし、少なくともおばはんは洗脳されていた。課長はおばはんを意のままに操っていた。
今日もまた残業の時間帯に報告書を課長に見せて、そして必要なさそうなピントのずれた指示をされた。この課長は技術をまったく理解してないのに、根拠のない適当なことばかり言って、常にマウント取りにくる。別にマウント取りたいならそうしとけばいいが、しょーもない仕事で残業をするのはまっぴらゴメンだ。溜まり溜まったものに火がついた。初めて課長にぶちギレた。その結果、この課長が屁理屈こねてこっちの話を聞く気はまったくないことがわかった。担当者を上から押さえつけて議論で勝とうとするのはただのバカではないか？「これを明らかにする理由はなんですか？お客さんはここを知りたいんですか？これ検討するのに時間かかりますよ？個人的興味で知りたいならご自身でやったらどうですか？」。課長は答えられなかった。慌てておばはんが対応していた。
廊下で部長と鉢合わせた。「課長にキレてたところです」と言っておいた。どうせこの人も課長には何の影響力もないし。遅かれ早かれこうなることは約束された未来だった。
