びーの独り言

どこいくの?どっか。

2020/11/01(日)「安土&近江八幡」

 7時半、起床。すぐチェックアウト。
 一旦彦根駅から米原駅へ。井筒屋の駅弁を買いたかった。しかし、駅ナカはやってなかったorz。降りて西口のお店へ。そこもやってなかったorz。ダメ元で本店に行ってみた。弁当だけやっていた。鱒寿司が食べたかったが、それだけなくて。栗おこわが入った「湖北のおはなし」にした。これは初めてだった。店のおじさんが「うちは団体旅行にも弁当卸してるんですが、今年はコロナで大変なんです」と言った。
 「湖北のおはなし」を電車の中で食べた。値段のとこにシールが貼られていた。値上げしたんだろうな。この弁当には、里芋、玉こんにゃく、煮豆、ゴボウ、ローストビーフ、鳥の照り焼き、玉子焼が入っていて、井筒屋のセンスを感じたが、肝心の栗おこわで栗の味がしなくて。栗ってそんなもんなのかもしれないね。
 安土駅で下車。安土を選んだのは安土城跡に行くため。安土はあまり観光で有名ではなく、ただ城跡くらいしかないと思っていた。でも、安土城って凄かったらしいし、安土桃山時代って言われるくらいのエポックメイキングな城だよな。城跡だけでもいいんじゃないかと思った。
 安土城が遠いのはわかっていたので自転車を借りた。何もない駅前にレンタサイクルが二軒も。時間200円。時間貸しは初めてだし、強気な値段設定。地図がないなあと思ったら、自転車を借りたら渡された。行きたい場所を言ったら、道を教えてくれた。それは親切だと思った。
 まず安土城郭資料館。駅に隣接していた。怪しい感じだったが、立派な町立だった。安土城織田信長が当時の技術を集めて建設した最新鋭の城で、天下人にふさわしい居城だったようだ。信長暗殺直後に原因不明の火事により消失している。わずか3年しか存在しなかった。ここの展示の目玉は安土城の1/20模型。しかも、電動で真っ二つに分けることができる。1億5千万かけたそう。安土城は地下1階地上6階建てで、5階部分が八角形になっており、他の城にない特徴だった。内部はよくわからないそうだが、地下1階から2階までは吹き抜けになっていたのではないかという説がある。この模型は町の本気度が高くてとてもよかった。
 そこから自転車漕ぎ。不安になるくらい田んぼの中を行く。
 安土城天主信長の館。これも胡散臭そうだと思ったら、中に安土城の5階6階部分が原寸大で飾ってあった。これは凄いと思った。昔、セビリア万博で出展されたものを移設したそう。ここも安土町の施設。
 隣の県立安土城考古博物館。主に縄文弥生古墳時代安土城関連が展示されていた。手紙の日本語訳がすべて書かれているのはいいが、読むのは大変だった。県立博物館なのでなかなか充実していた。
 13時過ぎ、文芸の郷レストラン。信長ハンバーグ。普通のハンバーグ。あらゆるメニューに信長がついていた。
 14時、安土城跡。麓の駐車場に自転車を停めた。結構人がいた。下からは一直線に上がる大手道と呼ばれる階段が見えた。明らかに昨日よりもヤバい!受付までも登っていてしんどかった。入山料700円は高い。なんかこの辺どれも高いんだが?杖を借りて幅の広い石段を登った。しかし、途中で息切れ。赤血球が足りない!休んでは登り、休んでは登り、やっと上に着いたと思ったらさらに上があったりの繰り返し。倒れるかと思った。マスクを外した。するとマスクを外してる人も多かった。おばあさんがしんどそうに登ってた。それ見てたら、今登らなければ今後もっと登れなくなるだろうと思った。大体だ、いくら防衛のためとは言え、どの城もよくこんな山の上に建てたもんだ。荷物を運んだ人は大変だったろう。
 30分かけて天守跡にたどり着いた。天守跡には礎石しか残っていなかった。礎石を使い始めたのは安土城が初めてらしい。敷地は思ったより狭く、ここに立派な城が建っていたとは信じられなかった。遠くには琵琶湖が見えた。安土城はもともと琵琶湖に突き出た半島に作られた城だったらしい(彦根城も同じ)。今は干拓により内陸にあるように見えた。
 当然下りもヤバかった。富士山を思い出した。
 15時過ぎに自転車を返却。1200円も取られた。だからと言って、歩くのはしんどかっただろう。
 16時、隣の駅の近江八幡で降りた。次に回そうとも思ったが、そもそも次なんてあるのか?せめて有名な水郷でも見ようと。かつて滋賀に住んでいて何回か近江八幡を通ったが、どこに水郷があるのかわかっていなかった。
 まずは観光案内所。バス乗り場を聞きたかった。元気のいいおばちゃんと話して楽しくなった。
 1615のバスで小幡町資料館前まで。歩くと昔の商家筋が現れた。作られた感じがなくて好感が持てた。水郷には独特の雰囲気があった。堀の横は石畳の遊歩道になっていて、堀と遊歩道の高低差はあまりなかった。水面には木船が係留されていて、遠くには昔風の石橋が見えた。とりあえず遊歩道を一通り歩いておいた。
 1時間で撤収。バスですぐに戻った。ふと駅前のチケット屋でテープを流していているのが耳に入った。「大阪駅なら350円安くなります」。そんなに安くなるのか?買ってみると、尼崎では200円安くなった。出てきたチケットは4枚もあった。近江八幡栗東栗東ー京都、京都ー大阪、大阪ー尼崎。それぞれ回数券。なんでこんなに分割されてるんだ?特に大阪ー尼崎なんてなぜ持ってる?「栗東行きを通してもらって、降りるときは駅員に渡してください」と言われた。
 19時、尼崎。サイゼリヤ。ガキどもが騒いでいてウザかった。ここのサイゼリヤは静かでいいなあと思っていたが、もうダメかもな。
 彦根に行けたのはよかった。城巡りでは必須だよな。安土は意外によかった。いかんせん周りが寂しすぎた。近江八幡は中途半端になってしまったが、もともとそんなもんだろうw。