- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/09/05
- メディア: 文庫
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「イカロスの銀翼」と同時に文庫本が出たばかり。前作「不祥事」が「花咲舞が黙ってない」という題名でドラマ化され、第二弾ではそのドラマの題名がそのまま本の題名になった。
花咲舞が不正を解き明かす銀行ミステリー。半沢直樹シリーズと似ているが、半沢直樹がクールなのに対して、花咲舞は情熱的である。時代設定はバブル崩壊の頃。半沢直樹シリーズと設定を共有していて若き日の半沢直樹も登場する。花咲舞との直接の絡みはないが、思わずニヤリとしてしまった。
あとがきによれば、元々は昨年読売新聞に連載されてたものであり、読みやすさを心がけたとのこと。だから題名にわかりやすく花咲舞と銘打っており、社会現象となった半沢直樹まで登場するのかと。軽くて読みやすく楽しかった。