台風18号が近づいていた。明日は沖縄にもっとも近づき、帰る予定だった明後日には羽田を直撃しそうだった。もし飛ばなかったら火曜日を休まなければいけない。水曜日からはまた盛岡出張。出張の準備もあるし、もう3週間も会社には行ってない。飛行機が飛ばなくて休みますではかっこつかない。でも、会社でやることがあるわけではない。出張の準備だってたいしたことない。そこまで頑張って会社に行ってどうするの？せっかく高い金払ってきたのだからもったいない？飛行機が飛ばなかったと言ってもたいしたことないかもしれない。そもそも飛行機は飛ぶかもしれない。意外にも高度な判断が求められた。ここの判断が今後に大きく響いてきそうな気もした。結局沖縄には大体満足していたので予定を切り上げて帰ることにした。感情がそうした方がいいと言っていた。ただの社畜なのかもしれない。
外は風は少し強い程度で雨も降ってなかった。モノレールは少し客が多いように見えた。那覇空港に到着するとカウンターには少し列ができていた。往復割引で変更がきくからよかったと思ったら、便指定でも台風なら変更できるらしく。一つ賢くなったわ。
1020の便は3席3席で今までより小ぶりだった。周りはなぜか外国人だらけだった。本当にこの便でいいのかと思ったくらい。前のおっさんがリクライニングしてきて超むかついた。国内線はリクライニング中止しろ！寝てたら飲み物ももらえなかった。機内食のように必ず配れよ！予定を切り上げたことよりこれらの方が腹立たしかった。
羽田空港からはバスに乗った。前と違ってトイレはついてなかった。気をつけなアカンなあ。バスは海浜幕張の高そうなホテルに寄りまくった。なんやそれ？おかげで千葉みなとまで90分もかかった。正直電車乗り継いだ方がいいと思った。
夕食はお約束の｢百萬石｣。こっちの方がうまいと思った。
今回の沖縄旅行を総括すると、首里城から美ら海水族館が全てだった。首里城は尖閣の影響がありふーんだったが、美ら海水族館はヤバすぎた。あれこそキングオブ観光地。強い日差し、エメラルドグリーンの海、これを見ることが沖縄だった。今回見聞を広げるという意味では当初の目的は十分に達成できた。高い金を払ってでも来てよかったと思う。しかし、沖縄のユルい感じは体験できてないような気がする。自分から忙しく観光していたし、これからってところで帰ったからねえ。そういう意味では私はただの観光客で終わってしまったかもしれない。全然沖縄の本質を理解できてないような気もする。だからってもう次行く感じもないんだよな。高い金払うとするなら海外だわ。人生は短いのだから。
