びーの独り言

どこいくの?どっか。

2014/03/09(日)「楽器」

 西北の寝カフェを出たのは7時過ぎだった。新幹線か18きっぷか迷ったが、今後の予定を考えると18きっぷが使いきれそうだなと。
 西宮―尼崎―大阪―京都―米原豊橋―浜松―熱海―東京―千葉みなと。
 ただ帰るだけはつまらないので、浜松で降りて楽器博物館に行った。ここのことは大学友人Sに教えてもらった。予想通り世界の楽器がたくさん展示してあった。どこの地域でも音の出し方は似たようなパターンなんだな。14時から若い女性職員による鍵盤楽器の解説が始まった。まずチェンバロで曲を弾いてくれた。さりげにバッハのメヌエットだった。私はチェンバロの音が大好きである。生演奏を聴くのは初めてで、金属弦のきらびやかな鋭い音に感動した。チェンバロは金属弦を爪で弾くため、音の強弱をつけられないとのこと。へー。続いてクラビコード。こちらは弦にハンマーを打ちつけるため、音に強弱をつけることができる。ハンマーは鍵盤を押してる限り弦に接しているのでビブラートが可能。最後にパイプオルガン。鍵盤を押すと、それに対応するパイプに空気が送りこまれる。とても優しくて幻想的な音だった。高松でもそうだったけど、解説があると全然違うなあ。
 小腹が減って、浜松駅の店に入った。桜えびののったしらす丼と生ビール。素材系なんていくら食べても同じだと思ってるくせに、一体何やってんだかorz。せめて静岡おでんや餃子にすべきだった。
 帰りはTさんが貸してくれた吾妻ひでおの「失踪日記2アル中病棟」を読んでいた。「失踪日記1」は一部立ち読みしたことがあった。著者自身のホームレス生活を描いていて、とても強烈だったことを覚えている。「失踪日記2」はその続きでアルコール依存症で病院に強制入院させられた話である。アル中って四六時中飲んでて、吐いても飲むのか。さらに震えが出たり、幻覚を見たり。病院で繰り広げられるさまざまな人間模様がとてもうまく描かれていた。これまた強烈な本だった。
 部屋にたどり着いたのは22時半。今週末はダイエット的にはダメダメだった。出かけてたら抑えるのが難しい・・・。楽器博物館に行けたことはよかった。次はもう少し早く出よう。