- 作者: 吉田理宏
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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稲毛海岸「イオン」の「未来屋書店」の店頭にあった。十勝バスの再建の話。鉄道が廃止されてもバス部門が残ることがあり、十勝バスもそうではないか?鉄道と同じくバスの経営も補助金頼みである。私はこの話を全く知らなかった。簡単に読めそうなので立ち読みで済ました。
サラリーマンをしていた社長の息子が親の跡を継ぎ会社を立て直す話である。まず社員に受け入れてもらえず悩んだ。また社内には覇気がなく閉塞感があった。社外で知り合った同年代の社長に「お前は自分のことばかり言って、社員を愛していない」と本気のアドバイスをもらう。それからは皆で考えるように方向転換し、従業員からの信頼も得られるようになった。転機は営業を強化するために始めた停留所の半径200mへのビラ配りだった。これにより住民のニーズに気づくことができた。住民の不安を解決することにより、減り続けていた客は増加し始め、最後には国交省にも注目されるところとなった。
1時間程度で読めた。童話みたいな感じ。ポイントが簡単にまとめられていて、とてもわかりやすかった。ちょっときれいすぎる感じもするが、暖かい気持ちになれるのでそれはそれでいいかと。いつか帯広に行ったときは、乗ってみたいね。