びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/03/29(火)「M会」

 M会の打ち合わせが予定されていたが、地震で中止になって、それでも有志が集まって飲み会をした。やはり地震ネタが中心となった。皆さんと話していると、地震に対する対応が各社いろいろであり、世間一般から見た自分のポジションがわかるような気がした。中心的メンバーのNさんは日本でも有数のシンクタンク所属なのだが、話していると、今後の日本のエネルギー政策はわからないということだった。エネルギー政策の解は原発しかないので、原発を選ばないのならエネルギー統制しかないだろう。原発では非常時のリスクが高く、統制では経済が右肩下がりになる。もはや手詰まりであり、パラダイムシフトは確実である。国民がどちらを選ぶのかについて、国家的な選択を迫られるのは間違いない。Nさんが言うには、スマートグリッドを進めるか1980年の生活に戻れば、電気供給の不足に関する危機は乗りきれるそうだ。そして、日本人は我慢強いからこれを達成するだろうと。私はNさんのように前向きに語れるような性格ではない。これからはそんなに明るい未来はないのではと思う。橋爪先生の言うように、これからは日本は国際競争には勝てなくなるだろう。どうしようもない流れの中では、個人はただ疎外され続けるのである。私は勝手に悲観してしまい、どう前向きに考えたらいいのかわからない。絶望は愚か者の結論だとしたら、私は愚か者なのかもしれない。よくわからないまま明日がまた訪れるのを待っている。