びーの独り言

どこいくの?どっか。

2011/03/22(火)年休「避難4」

 東舞鶴敦賀米原−大垣−豊橋−浜松−静岡−富士−熱海−東京−千葉みなと。
 小浜線は東舞鶴敦賀を結んでいる。私にとって昨日の宮津線も今日の小浜線もどっこいどっこいなのだが、驚くべきことに小浜線は全線電化されている。関西電力が寄付したらしい。小浜線沿線には三方や美浜などの原発がひしめいている。その地元補償なのかもしれない。今日も天気はどんよりしていた。時折山の隙間から海が見えた。ここはリアス式海岸になっている。山の木々からは水蒸気が上がっていた。海もくすんだ色をしていた。全体がモノトーン調で統一されており幻想的な雰囲気を醸し出していた。山陰の「陰」という呼び方は失礼な言葉だと思うが、言い得て妙なのかもしれない。この電車はちょうど高校生の通学時間とかちあっていた。静かな景色とは対称的にうるさすぎて旅情気分に浸るどころではなかった。小浜と東小浜で高校生は大半が降りた。小浜は鉄道的にかわいそうな町である。京都に近く古くから海産物を供給してた町なのに、周りが険しい山に囲まれているため、京都に出るには舞鶴敦賀に遠回りする必要がある。だからかこの辺りは独特の文化圏を築いているように見える。日常から離れた非日常を感じさせるのもそのせいかもしれない。
 敦賀駅では焼さば寿司を買った。昨日の感動に触発されてだ。実は昨年のもんじゅ見学のときにも食べた。そのときはなんとも思わなかったが、今日はとてもうまかった。これは今後の楽しみになりそうだ。それにしても、敦賀米原の間の本数が少なすぎる。特急しらさぎに導かれてるような気がして仕方がない。
 計画停電のせいで浜松で1時間待ちになった。また、行きと同じように静岡と富士で分断されていた。かわいそうなのは御殿場線身延線の一部で、行きも帰りも止まっていた。露骨すぎるなあ。公共の交通機関は必要としてる人がいる。もっと無駄なところを削ればいいのに。
 今回の旅行は1月に連続で行った新潟シリーズよりもよほど有意義だった。初めての場所は行ってみなきゃわからないもんだなあ。18切符あと2回は余ってるので、新しいところに行こうか。