びーの独り言

どこいくの?どっか。

2009/10/12(月)祝「神戸③」

 疲れていたので何時に起きるのかが問題だった。乗鉄するなら寝ておきたいとも思った。時刻表では西宮駅の始発は0615だという。そんなことはないだろと思いつつ、5時半に起きた。駅に行けば、もっともっと早い電車があった。すぐに来た0553に乗った。西宮−大阪−米原−大垣−本巣−樽見−大垣−岐阜−多治見−中津川−塩尻−大月−御茶ノ水−東京−千葉みなと。
 大垣から北へ伸びる樽見鉄道は昔は国鉄だった。そのときの終点は神海までだったが、第三セクターになってから樽見まで延伸開業した。以前から大垣駅に停まっている古い気動車が気になっていた。発車するとしばらくは東海道本線と並行した。比較してみると、レールは痩せてるし、草は生えてるし、架線は樽見鉄道側だけなかった。なんだかかわいそうに思えてしまった。路線は典型的なローカル線。叡山電車天竜浜名湖鉄道のイメージに近い。とても天気がよくて気持ちよかった。途中モレラ岐阜駅でほとんどの人が降りていった。大きなショッピングモールがあるとのこと。神海駅から北は比較的新しいだけあって、トンネルと鉄橋のオンパレード。特に蛇行する根尾川を何度も渡る様は圧巻であった。エメラルドグリーンの川床はとても美しかった。まさか地方ローカル線でこのような景色が見られるとは。
 岐阜からは高山本線美濃太田まで行って太多線に入る列車が設定されている。高山本線は初めてだったが、長良川がとても美しく、美濃太田以北には大いに期待できそうであった。太多線は特になんともなし。ここは通勤路線であり、特に面白みはなかった。あちこちで接続していた名鉄の方が面白そうだった。
 中央本線の西側は中央西線とも呼ばれ、何度か乗っている。景色がきれいだという印象そのままにやはりきれいな景色。並行する川は美しく、山にへばりついて進む路盤は本線というよりはローカル線だった。飯田線と似ているかもと思った。
 21時半すぎにお茶の水に到着。恒例の大学友人Sと飲んだ。ここでいろいろ話せるのが楽しみの一つになっている。
 今回の旅行は疲れた。なぜ旅行しているのかわからなくなった。もっとやることがあるのではないかという葛藤。ちゃんと帰り着けるのかどうかすら不安になった。そこで思ったことは、私は出世なんか望んでないから、せめて楽しめばいい、ということだった。部屋で寝ていることはできる。でも、何か新しいことをやったことってのは自分の財産になる。面倒だとか疲れただとか言い訳するより、何かをし続けることだ。その中からまたやりたいことも見つかるだろう。もっとワクワクする何かがあるなら、今までの自分を見直して新たに目標を設定するのもいいかもしれない。必要以上に不安になるなということだ。