- 作者: 山田玲司
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/12/13
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 155回
- この商品を含むブログ (145件) を見る
ヤングサンデーに連載していた「絶望に効く薬」の山田玲司氏の著作。私は漫画「絶望に効く薬」を毎回楽しみにしていた。連載が終わる頃にこの本が出版された。3年前、私は、漫画家が小説なんて、と思い、購入を見送った。今回、どうせならネタになる本ということで心がわり。
2日で読んだ。トータルでは3回読んだ。励ましの力強い言葉が並んでいて、自信が出てくるようだ。著者は悩んでる人を励ましたいのだろう。はまる人はいるのかもしれない。私は結構面白いって思った。この本では延々と題名のモチーフについて語られている。いろんな角度から同じことを言っている。著者が文章でも表情力豊かということを知った。まるで「絶望に効く薬」を文章にしたかのようだ。ただ、「非属」という表現が独り歩きして、「非属」のイメージと本文の内容がずれてるような感じがする。実際には、自分を持ちながらも周りに協調するってことが大切、と書かれている。
パンク魂の溢れる痛快な一冊。山田玲司ファン以外の誰が買うのか?