あのとき驚いたんだよな。ほとんどの基準になってたことに。勝手に脳ミソが組み込んでたみたい。なくなってから急に気づき、そして空っぽになった。今までが無駄に思え、これから先にこれ以上があるとも思えなかった。なんのためにここにいるのかわからなくなった。
左脳は知っていた。この広い世界ではささいなことにすぎないと。何があろうとも明日のために頑張るしかないと。しかし、右脳は違った。自分に腹が立って仕方がなかった。意味のない「もし・・・」を繰り返してばかり。受け入れるためには、時間が必要だった。
感情は収まりつつある。誰かのためにではなく、まずは自分のために頑張らなければ。自分くらい自分のことを応援しよう。自分が歩いてきた道はいつだってベストだ。全て必要なプロセスだったのだ。自分中心に戻ってくると、周りへの感謝の気持ちが湧いてきた。これまでは決して無駄なんかじゃなく、とても素晴らしい日々だったんだと。よき思い出とともにこれからも進んでいこう。
