びーの独り言

どこいくの?どっか。

2006/12/05(火)「宣言」

 昨日の偽装の件、朝イチから丸投げ上司を問い詰めた。「値がおかしいって指摘したのに、なんで最後に「補正値つけて上乗せするわ」って私のとこにくるんですか?昔となんも変わってないじゃないですか?出るとこ出ましょうか?本社に言いますよ?私、こんなんするために滋賀に呼ばれたんですか?」、補正値って言ってるけど偽装以外のなにものでもない。急遽、関係者集めての緊急ミーティング。決して誰も判断しない。みんなで相談して痛さを薄めあう。トップ以外はみんな集合。正直、進退をかけてもいい覚悟はできていた。研究所出身Kさんがこれからのストーリーを説明。2人で何度も打ち合わせた内容なので、それは納得済み。外様であるNo.2が「???それでやればいいじゃん。何が問題なの?なんで誰も何も言わないの?」、心の中で笑った。生え抜き組みは何も言い返せない。都合が悪いと黙り込む。私に言わせりゃ卑怯者たちだ。すると、Nさん(かなり偉い人、Kさんの上司)が、「真のデータと相関取れるんだったら補正したらいいんとちゃうの?」、なに言ってんの?もうすぐ定年だから本音トーク?すると、Kさんが猛反撃。私の言いたいことは全て言ってくれた。事実上、偽装を止めるとの宣言。
 偽装を止めないかぎり、それ以上の技術的発展は望めず、社会的信用を勝ち得ることもできず、ここの工場に未来はないだろう。誇りでは飯は食えないのかもしれないが、良心を引き換えにしてまでお金を得ようとは思わない。第一、家族がいるとして「俺はお前たちを食わすために偽装してる」と言えるか?力が足りないなら、解決できるように努力するだけ。背伸びしたってロクなことない。解釈で逃げようとも思わない。地道に手を動かして進むしかないと思う。