びーの独り言

どこいくの?どっか。

モラル・ハラスメント

モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない

モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない

 プライベートでこんな内容の本を読むのはどうかとも思うのだが、丸投げ上司に対抗するために理論武装しなければ、ということで購入。例によりブックス三雲w。
 モラルハラスメントとは、例えば性的なものだとすればセクシャルハラスメントだし、職権に関わるならパワーハラスメントになる。なんでも人のせいにする上司と何でも自分が悪いと思う正確の部下が出合うときにモラルハラスメントが生じる。加害者側は被害者のことをこれっぽっちも省みることはなく、モノとしてしか扱わない。被害者が反論しても攻撃がエスカレートするだけ。加害者はなにかにつけて欠点を探しては攻撃し、被害者の心を揺さぶり続ける。被害者には逃げ場がない。周りの理解が得られればいいが、大抵は被害者の頭がおかしいと思われるだけ。医者ですら「あなたに問題がある」というわけだ。これはつらすぎやしないか。被害者側の解決策はないらしい。一度そういう関係になったらおしまい。無視するか、法的手段に訴えるのもアリだそうだが、これってめっさ面倒だよなあ。自分が正しいとしても裁判には証拠がないと勝てないらしい。内容証明郵便に始まりテープレコーダーなどで武装だ。残念ながらきっとこれからの日本はこういう話が多くなる。自分は関係ないよって思っていても、誰でも陥る可能性がある罠だ。
 しつこいほど同じ内容が繰り返される。具体的解決法には乏しいが、いろんな事例を見てると若干慰められる(暗い気分にもなるが)。最低限の人間らしさを守るためには自分で戦うしかないのだ。誰も助けてくれない。この分野については、面白くないが、必要に迫られているので、もう少し研究してみるつもり。そんでみんなに紹介できて一人でも参考にしてもらえれば。