びーの独り言

どこいくの?どっか。

2024/03/07(木)年休「外来」

 今日は入院仲間たちと11時半から14階で食事をする予定だった。いつもより1時間早い515に起きた。朝食は甘いクリームの入ったスイートブール。最近のお気に入りだった。中性脂肪大丈夫か?6時に部屋を出た。千葉みなと615発にはギリギリ座れた。中性脂肪が気になったけど、やっぱりしうまい弁当を買った。予約していた720の新幹線にはピッタリだった。しうまい弁当を食べると腹一杯になった。
 病院に着いたのは1050。採血して問診票書いたら待ち合わせ5分前で、急いで病棟1階のエレベーターへ。そしたらちょうどIさんと女性のIさんがいた。病棟のエレベーターは5年ぶり。退院してすぐにコロナ禍となり、病棟へは行けなくなった。今立ち入りは緩和されたみたいだけど、もう知ってる人が入院してるわけでもなく、看護師さんも変わってしまってるだろう。4機あるエレベーターは全然来なかった。そうそうこんな感じだった。そして入院患者さんが優先。
 レストランのある14階はガラス張りの展望室になっていた。外の景色がチラッと見えた。緑の多い万博記念公園の端っこに大きな観覧車があった。「ええやろ?」、この場所はTさんに教えてもらった。一緒に自販機のコーヒーを飲んだものだった。外の世界は遠かったけども、ここから眺める景色にはプレミア感があった。
 レストランに入ると後ろからYさんがやってきた。これで皆が揃った。4人掛けのテーブルに座った。このレストランはTさんが高くてうまくないと言ってたところだった。実際そうだったので、その後行くことはなかった。前に来た時は仲良しだったIさんに誘われた。Iさんはかなり具合が悪くなっていて転院が決まっていた。Iさんとはおそらく最後の食事になるのではないかと思い、実際そうなった。Iさんがローストビーフ丼を食べていたのをよく覚えている。あの頃ローストビーフが流行っていた。赤い肉はご法度だったが、もう食べたいものを食べてるんだろうなと思った。その時のことを思い出してローストビーフ丼を探してみたけどもなかった。Yさんが「メニューが少なくなってるなあ」と言った。誰もローストビーフ丼なんて覚えてないだろうなと思った。
 カキフライを頼んだけど、あまりおいしくはなかった。食後のコーヒーはおいしかったけど、やたらと胃に沁みた。診察は13時くらいからの予定だった。あっという間に13時が過ぎた。あまりにも時間が短すぎた。
 13時過ぎに皆と別れて、外来の待合室に戻ろうとしたら、ちょうど館内放送で呼び出されていた。ヤバいと思って急いで診察室に行った。先生はいなくて、一旦診察室の外で待ってたら、コーディネーターの看護師さんがやってきた。「中性脂肪が高かった」と言われた。言葉の刃が突き刺さった。前回ダメだと思ってたら意外といけたもんだから、今回も大丈夫だと思いこんでいた。超ブルーになった。泳いでてもダメなん?
 温厚な先生も今までで一番きつめに見えた。時間にはいない上に、数字も悪い。バツの悪さがそう感じさせた。結局、中性脂肪は1100だった。「最近変わりましたか」「泳ぐ間隔が長くなりました」「様子をみましょう」。また内分泌内科受診かと覚悟してたが、挽回のチャンスはもらえた。根本的に食べる量を減らすしかないな。
 会計や薬を待つ時間がやたらと長く感じられた。今回は今まで以上にしんどいなと思った。最近、身体の調子が上がらず、気持ちも上向かず、仕事はストレスが溜まっていて、何もかもうまくいってなかった。そこにこれである。なんかどっと疲れた。本当に疲れたなあ。全部リセットしたい感じ。
 いつものたこ焼きへ行くことにした。お腹は既にいっぱいでなんならコーヒーのせいか珍しく胃が痛かった。身も心もボロボロだった。中性脂肪を下げなければいけないが、明日明後日でどうなるものでもない。前回たこ焼き屋は開いてなかったが、こういう時に限ってしっかり開いてるんだよなあ。
 今日の宿は天王寺だった。でも、気分は最悪で実際酷く疲れていた。明日明後日遊ぶぞなんて感覚ではなかった。ただただ横になりたかった。なんでホテルなんて予約したかな?千葉に帰りたかった。ホテルは天王寺駅と動物園前駅のちょうど中間だった。ここは以前に南海天王寺支線の廃線跡探索で歩いた場所でもあった。ホテルまではやたらと離れているように感じた。今回は失敗したと思った。
 1740、東横インあべの天王寺。フロントには自動チェックイン機があった。最近あちこちで見かけるようになった。3台もあったが、どれもやたらとグズグズしていて、ホテルマンが操作法を教えていた。そんなにわかりにくいのであれば、もはや欠陥システムだろ?すぐにベッドに寝転がりブログを打った。自然と寝ていた。
 気がつくと溺れていた。お腹の下にプールの底の感覚があった。なんだこれっ?前に溺れそうになった時には下だと思ってた方向が実は水平方向で、足が底に着かなくてまるで底なし沼みたいになっていた。今回もそういう類いだろうと思って、底を蹴って身体を90度向きを変えようとしたら背中にも壁があった。まるでパイプの中にいるような感じ。えっ?無理じゃね?もしかしたらここで死ぬのか?死ぬってのは本人の意志と関係なしに実にあっけなくやってくるんだな。死にたくない。でも、どうしようもない。イヤイヤ、諦める前になんとかできることをしなければ。とりあえず身体を回転させてうつ伏せを仰向けにしようとしたところで目が覚めた。
 結局、18時頃からだらだら寝て、気がつけば22時を越えていた。疲れも取れてだいぶ気分もよくなった。胃の痛みも消えていた。少し現実を受け入れて前向きになったような気がした。嘆いてても仕方ない。コツコツとやるしかないだろう。